超エキストリーム出社の実態…週の半分は船の上!元メガバン社員が実際に挑戦「離島から神戸支店へ」の日々
2025年のミニトランザットという大西洋横断レース
ーー週休4日で人生はどう変わりましたか。 自分のセーリング活動の実績を重ねながら、スポンサーを見つけ、自前の船も手に入れることができました。その結果、フランスでセーリング活動を行う目処が立ち、夢に大きく前進しました。 それと同時に、みずほ銀行と話し合った結果、退職という道を選びました。 制度の利用を認め、温かい支援をしてくれたみずほ銀行には心から感謝しています。8月からはメインスポンサーでもある霞ヶ関キャピタルという投資会社に所属しながら、1年半の休職に入り2025年のミニトランザットという大西洋横断レースを目指します。 日本人女性初、日本人最年少の完走を目指すと共に、霞ヶ関キャピタルでは企業の事業成長を支援する仕事に取り組みます。 ーー多様な働き方を支援する制度を上手に活用するには、どうしたら良いでしょうか。 多くの企業がここ数年で、働き方に関する制度の整備を進めてきました。次は社員の側が「どう使うか」を考える番です。 別に会社や社会全体にとって意味のある「立派な」利用目的である必要はありません。大事なのは「自分にとって有意義な利用目的かどうか」です。 まずは自分ならどう使うかをちょっとイメージするところから、始めてみると良いかもしれません。
高原奈穂