吉高由里子、『光る君へ』撮了で茶髪にイメチェン「黒髪の反動で」 明日最終回…解放感も寂しさ吐露
「最終回まで無事に全部終わってほしい」と祈る気持ちも
世界最古の女性による小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)が、ついに明日15日に最終回を迎える。約1年半にわたって主人公のまひろ/紫式部を演じた吉高由里子にインタビューし、クランクアップを迎えた心境や、藤原道長役の柄本佑との共演などについて話を聞いた。 【写真】茶髪姿でイベントに登場した吉高由里子ほか(全13枚)
昨年5月にクランクインし、10月25日に約1年半にわたる撮影が終了した本作。11月に行われた取材当日、吉高は劇中の黒髪姿とはガラッと雰囲気が異なる茶髪姿で現れ、「黒髪の反動で明るくしたいなって」と気分転換でクランクアップ後に髪を染めたと話した。 クランクアップを迎えた日は、まひろと道長の2人のシーンですべての撮影が終了。その後、スタッフが作ったまひろと道長の歴史をまとめた映像をみんなで鑑賞したという。 「1年半ってこんなにあっという間なんだという気持ちで、寂しさもうれしさも安堵感もありました。全然その時は泣かなかったんですけど、チーフ演出の中島由貴監督が花束を持ってきた時に号泣していて、それを見てもらい泣きしちゃいました」 撮影が終了し、『光る君へ』ロスになっているのだろうか。吉高は「解放感もありますけど、まだロスと言うほど安心はしてないんです」と心境を明かす。 「最終回まで無事に全部終わってほしいという願いがあるので、緊張感があります。(大河ドラマの主演は)一生に1回なので。筆の練習をしなきゃいけないとかセリフを覚えなきゃいけないという宿題から解放されてほっとした感じもあるけど、向かうところがないと寂しい感じもある。来週に向けて週末準備していた自分が1年半あったので」
『源氏物語』の執筆シーンなどで書道にも挑んだ吉高。「書の練習はすごく孤独でしたが、上達していく自分を見つけた時は、いいお芝居ができた時よりもうれしかったりもします。それがあってのこの役だと思っているので、自分が今できる限りの最大限を出したいと思っていました」と、どれだけ真剣に書と向き合っていたか明かした。 まひろの生涯のソウルメイト・藤原道長役の柄本とは、2020年に放送された吉高主演の日本テレビ系ドラマ『知らなくていいコト』に続き、2度目の共演。撮影初期から柄本への安心感や頼もしさを口にしていたが、吉高は「佑くんが道長で本当によかったなと思います」と語る。 「情けない三郎部分の道長も、恐ろしい道長になっている部分も、表情がいろいろ変わって。誰しも表に見えている自分と内に秘めている自分の差があると思いますが、そういう人間の生々しさも表現する役者さんのお芝居を1年半も近くで見られたのはすごく贅沢なことだなと感じています」