スロット監督がリヴァプールで直面する課題を英メディア指摘…守備的MFの確保、キーマン3名の去就整理
リヴァプールを率いることになったアルネ・スロット新監督には、多くの課題が待ち受けているようだ。イギリス『スカイスポーツ』が分析した。 クラブに栄光をもたらしたユルゲン・クロップ監督が2023-24シーズン限りで退任し、新たにスロット監督の招へいを発表したリヴァプール。2021年7月から率いてきたフェイエノールトで、2度にわたってエールディビジの年間最優秀監督に輝いた指揮官の手腕に注目が集まっている。 そんな中、『スカイスポーツ』はスロット監督が優先的に取り組むべき事項を整理。第一に挙げられたのは、これまでチームのキーマンだったモハメド・サラー、フィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドの将来について対処することだ。 この3名はクロップ監督の下で成功をけん引してきたが、いずれも現行契約の期限が2025年まで。スロット監督には、スター選手たちの慰留に努めるか、今夏に売りに出して補強資金を確保するかという2つの道があるようだ。 また、リヴァプールの課題が守備的MFの人員にあるとも指摘。今季は遠藤航とアレクシス・マクアリスターの2名で中盤の低い位置をカバーしていたが、特に31歳の遠藤については「長期的な解決策であるかどうかは疑問」だと伝えられている。 その他にも安定した得点源の確保や、クロップ監督を失ったサポーターと良好な関係を築くことも必要とのこと。成功の時代を歩んだ後の監督交代となることで、様々な困難も予想されるが、新指揮官はどのような未来を作るのだろうか。