許嫁にも弱みを見せてほしい!『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』
シリーズ累計500万部突破のハートフル異世界戦記を原作に、今年の春に放送されたテレビアニメ『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』の第2期が10月より放送スタート! 亡き父より領主の座を継いだアルス・ローベントは、鑑定スキルで集めた仲間たちを連れ、ついに初陣へと赴くことに。死と隣り合わせの戦場でアルスを待ち受ける激闘とは! 今回は主人公アルス役の藤原夏海、その家臣であるリーツ役の坂泰斗、シャーロット役の佳穂成美、アルスの許嫁であるリシア役の花澤香菜に、第2期の見どころなどを語ってもらった。 【関連画像】『鑑定スキル』キャストメンバーの取材写真を見る!(9枚) ――第1期を演じてきて感じた本作の魅力や面白さについてお聞かせください。 藤原 アルスが鑑定スキルを駆使してさまざまな人材と巡り合い、お互いの絆を深めながら自分自身も成長していくというストーリーがすごく素敵で。領主としても貴族としてもまだまだ未熟なアルスを一生懸命盛り立ててくれるリーツやシャーロットたちへの感謝の気持ちを忘れないように意識しながら演じていました。 坂 いくら能力があっても、それを見抜いて活躍する場を作ってくれる人がいないとダメなんだということに気づかせてくれる作品だと思います。アルスとリーツたちの関係を通じて、人と人との繋がりの大切さを強く感じさせてもらいました。 佳穂 ずっとひとりで踏ん張っていた元孤児のシャーロットが、アルスと出会うことで頼ったり頼られたりと支え合って生きていくことの大事さを知っていきます。アルスをはじめキャラクターの誰もがすごく魅力的な人ばかりなので、演じていて温かい気持ちになりました。 花澤 一番はやっぱりアルスの性格の良さかな(笑)。普通鑑定スキルなんて身につけたら、悪知恵を働かしてしまう人もいると思うんです。でもアルスはその力を使って、人の良いところを見つけて育てていくことだけに使うんですよ。その姿がとても誠実で、そりゃみんながアルスと一緒にいたくなるし、彼のことを応援したくなるなって思いました。 ――ご自身の演じるキャラについて、第1期を演じて思ったことを教えてください。 藤原 アルスって人の心の細かな機微に気づけて、相手のことを本当に思いやれる人なんですよね。周りの人たちに支えてもらっていても「じゃあそれに乗っかっていけば大丈夫」とはならず、みんなに思われているからこそ、こっちもそれに負けないように、同じくらい一所懸命努力してその気持ちに応えようとするんです。そんなところがアルスの素敵な部分だなって感じています。 坂 人種や境遇で差別されていた自分の能力を見いだしてくれたアルスに忠義を誓って彼の側近となったリーツですが、まだまだ力不足と考えていて。特に第1期最終盤の模擬戦のシーンでミレーユに負けてしまうんですけど、負けたことが悔しいというよりも、このままだとアルスを守り切れないということをリーツは恐れるんです。主であるアルスが成長していくなら、それに合わせて自分もより一層成長しないといけないと、そんな風に考えるところがリーツらしいなと思いました。 佳穂 すごく優秀な魔法兵なんですけど、武勇が116もあるっていうのが、スラム街で育った彼女の生い立ちの苛酷さを感じさせてグッとくるところがあります。最初は気を張っていた部分が強かったんですが、今ではリラックスしまくりで、アルスに対してもお姉さんぽいポジションで話をしたりするんですよ。誰も頼れなかった彼女がそんな関係を他人と築けるようになったのは本当に良かったなって思います。 花澤 リシアちゃんは最初の頃は野心が強すぎるお嬢様でアルスにメチャクチャ警戒されていたんですけど、蓋を開けてみたら本当にいい子で(笑)。人の細かいところをしっかり見て気配りの行き届いた対応をするところはアルスと似た者どうしなのかなと思います。芯が強く肝も据わっていて策略を巡らせることもできるんですが、アルスと一緒にいるときは年相応の恋する乙女な部分が出てきたりと、そこのギャップが可愛い女の子だと感じています。