【武豊日記】ニッポンの総大将として
オオバンブルマイで一発を狙う
ドウデュースの追い切りに騎乗しました。ジャパンカップの1週前のそれです。天皇賞でものすごい脚を使ったあとも、ウイニングランを終えた地下道ではもう息が戻っていたほどですから、反動なんかまったくなし。今朝も、いつものフレッシュなドウデュースでした。 動きもいつも通り。ラストはちょっと促しただけで10秒9ですからね。もう、この馬はこれが普通なんだと理解してもらうしかありません。久々に海外からも一流馬が参戦してきますが、ニッポンの総大将として迎え撃つ準備はできています。 調教のあとは、多くのメディアからドウデュースについての質問を受けましたが、その前に今週もマイルチャンピオンシップというG1があります。たしかに、この強力なメンバーに入ってしまうとボクのオオバンブルマイは伏兵の評価となってしまうんでしょうけど、こんなに地味な扱いならと、反骨心も湧き上がってきます。先週の追い切りは抜群の動きでしたし、京都のマイルという条件もピッタリです。
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