TeamKAGAYAMA選手&監督コメント

水野 涼[#3 DUCATI Team KAGAYAMA]

【水野涼】 「悔しいです、負けは負け。赤旗が出るのもレースだし、赤旗前にセーフティカーが出たタイミングで前にいなかったのが、負けです。 短期間でドゥカティのワークスマシンをここまで仕上げてくれたチームのみんなに本当にお礼が言いたいです。もちろん、優勝は狙っていたけど、レース序盤をリードするような展開は、ちょっとびっくりな部分もあるし、想定はしていなかった。トップを狙えるレースだったので、それが悔しいです。 赤旗中断の前、すごくフィーリングがよくて、これはいけるかも、って思いました。きょうはグリップ感があまりなくて、中須賀さんにパスされた後も、中須賀さんのマシンも同じような状況でしたね。最後に仕掛けたかったけど、ちょっと悔しいです。走行を重ねるごとにタイムが出てセットが進んで、まだまだ伸びしろがある感じ、めちゃめちゃ楽しみです。 【加賀山就臣　TEAM KAGAYAMA監督】 「開幕戦、おかげさまで2位になれました。スタート前には、水野には『勝て勝て』って言ってたんですが、表彰台に乗ったら100点だ、と思ってたんです。ドゥカティのワークスマシンを、うちみたいなプライベートチームで走らせる大変さはよくわかってるつもりですから。なんか不具合があったり、ね。どんなにたいへんなことかは知っているつもり。必ずウィークで苦労すると思って、もちろん大変だったけど、パニガーレV4Rのベースの素性が素晴らしい。ポテンシャル高いです！　 マシンは日本に持ってきてまだすぐだし、水野のセッティングにも合わせ切ってない。まだ2-3割は伸びしろがあると思います。チームの目標は、ヤマハに対抗して、近いうちに『勝てそうだな』ってバトルができるようなレースをファンのみなさんに見せたかったので、それは僕の予想より一歩先を行けたと思います。今回もパニガーレのオーナーさん、たくさん来てくれて、今までサーキットに来てくれなかった人たちが増えるのがすごくうれしいです」 全日本ロードレース第2戦は4/13-14、栃木県・モビリティリゾートもてぎで行なわれる。 文／写真：中村浩史