ガーディアンズ、8年ぶり優勝決定シリーズ進出へ逆王手 主砲ラミレスに待望の一発、代打フライが値千金の逆転弾
● タイガース 4-5 ガーディアンズ ○ <現地時間10月10日 コメリカ・パーク> 中地区王者クリーブランド・ガーディアンズがワイルドカード3番手タイガースとの地区シリーズ第4戦に逆転勝利。シリーズ成績を2勝2敗とし、優勝決定シリーズ進出へ逆王手をかけた。 2戦続けて完封負けを喫したガーディアンズは初回、5番レーン・トーマスの適時打で幸先よく先制。第1戦から中3日での登板となった先発タナー・ビビーは2回裏、安打と2四球で無死満塁のピンチを招き、8番スウィーニーに中犠飛を許して失点。試合を振り出しに戻されるも、続く9番ロジャーズを遊直併殺打に打ち取り、最少失点で切り抜けた。 同点で迎えた5回表、この回から登板した2番手左腕ホルトンに対し、3番ホセ・ラミレスが左翼スタンドへ勝ち越しソロ本塁打。この打席まで今季ポストシーズン11打数1安打、打率.091と苦しんでいた主砲の一発で再びリードを奪った。 ところが直後の5回裏、先発ビビーが先頭のマッキンストリーに同点ソロ本塁打を被弾。地区シリーズ4連投の2番手ケイド・スミスが5回裏を終えたが、回跨ぎの6回裏に一死一、二塁とピンチを背負った。右腕ハンター・ギャディスを投入して二死と追い込むも、代打ぺレスに適時打を浴びて逆転を許した。 それでも直後の7回表、二死から1番スティーブン・クワンが安打で出塁。左腕ガンサーに対して右の代打デービッド・フライを起用すると、タイガースは4番手右腕ブリースケを投入。フライは2球で追い込まれながらもカウント2-2からの6球目、低めへのフォーシームを振り抜き、値千金の逆転2ランを左翼スタンドへ。タイガースの強力ブルペン陣を攻略し、再逆転に成功した。 1点リードの8回裏には、シリーズ4連投の左腕ティム・ヘリンが登板するも、一死一、二塁とピンチを背負ったところで守護神エマニュエル・クレースを前倒し投入。7番マッキンストリーを二ゴロ、8番スウィーニーを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜け、続く9回表には、逆転弾を放ったフライのスクイズで追加点。クレースは最終回に1点を失いながらも、5アウトセーブで試合を締めた。 敗れればシーズン終了の一戦を制し、決着はシリーズ最終戦に突入。ワールドシリーズまで勝ち進んだ2016年以来、8年ぶりの優勝決定シリーズ進出へ、日本時間13日に本拠地プログレッシブ・フィールドで第5戦を迎える。
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