2023年の最強レーサーは“アノ人”で決まり!?|読者が選ぶベストドライバー/ライダー
2023年もmotorsport.comでは読者投票企画を実施。その中から、今回は2023年最も輝いた『ベストドライバー/ライダー』をランキング形式で紹介する。 【ギャラリー】全部でなんと23種類! みんなのお気に入りはどれ? F1 2023年シーズン、特別マシンカラーリングまとめ
ベストドライバー/ライダー5位:角田裕毅(F1)
角田裕毅にとって、F1参戦3年目の2023年シーズンは持ち前のスピードに安定感が兼ね備わった、そんな1年だった。 角田はアルファタウリの戦闘力に欠けるマシンでも入賞争いに加わり、チームメイトがコロコロと入れ替わる中でチームを牽引。チームのアップデートでパフォーマンスを改善したシーズン後半戦でもポイント獲得を重ね、チームの総獲得ポイント25点のうち、17点を角田ひとりで稼いだ。 また、アメリカGPでは自身初のファステストラップ、最終戦アブダビGPでは自身初のラップリードを記録した。その好走が評価され、アブダビGPではドライバー・オブ・ザ・デイにも選ばれた。 2024年、角田はさらなる高みを目指してF1参戦4年目へ挑むこととなる。
ベストドライバー/ライダー4位:佐々木歩夢(Moto3)
佐々木歩夢は、2023年シーズンのMoto3クラスでコンスタントに表彰台を連発してチャンピオンを争ったが、シーズン終盤のカタールGPでジャウマ・マシアにタイトル獲得を許し、2位でシーズンを終えた。マシアの執拗なブロックを含む佐々木を抑え込む敵陣営のタイトル獲得戦略はいささか物議を醸したが、最終戦で佐々木はその雪辱を晴らすかのごとく気迫迫る走りを見せ、2023年初優勝でシーズンを締めくくった。 佐々木は2024年からMoto2クラスにステップアップする。Moto3タイトルこそ逃したが、二輪最高峰クラスへ向けて一歩近づいた。
ベストドライバー/ライダー3位:フェルナンド・アロンソ(F1)
2度のF1世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソの才能は疑いようもないが、2023年シーズンではその才能の大きさをまざまざと見せつけられた。アロンソはアストンマーチン移籍初年度だったにも関わらず、開幕戦から表彰台を獲得。チームの大躍進も相まって、シーズン序盤は最速レッドブル勢を脅かす存在となった。 シーズン中盤以降はチームの戦闘力に陰りも出たが、結果的にアロンソは2023年シーズンで8回の表彰台を獲得。ドライバーズランキングでも4位となった。42歳となったアロンソの辞書に衰えという文字はない。