結局正解は日本のアプローチ! 新車販売のBEV割合がたった1.3%でも焦る必要なし!!
消費者の選択が未来を決める
重要なのは、EVをほしいと本当に感じた人が、自分のライフスタイルに合わせて購入することである。充電インフラの整備、バッテリー技術の進歩、車両価格の低下など、EVを取り巻く環境は日々改善されている。 環境意識の高い世代を中心にEVへの関心も確実に増加している。自動車メーカー各社の戦略的な価格設定や政府のEV購入支援策もこの流れをあと押ししている。補助金制度や税制優遇措置により、EVの初期購入コストは徐々に低下しており、消費者にとって現実的な選択肢となりつつある。 現時点でBEVの割合が低いからといって、日本のEV市場の将来を悲観する必要はない。むしろ、消費者のニーズと技術の進歩が、自然な形でEV社会への移行を後押しするだろう。焦らず、着実に前進する日本のEVストラテジーこそ、長期的にはもっとも賢明なアプローチといえるのである。
琴條孝詩