【菊花賞】アーバンシックGⅠ初V ルメールは史上4人目の連覇で菊4勝目
[GⅠ菊花賞=2024年10月20日(日曜)3歳、京都競馬場・芝外3000メートル] 中央競馬のクラシック3冠最終戦、第85回菊花賞が京都競馬場で18頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎乗で2番人気のアーバンシック(牡・武井)が優勝。1着本賞金2億円を獲得した。勝ちタイムは3分4秒1(良)。2馬身半差の2着はヘデントールで、さらにハナ差の3着がアドマイヤテラだった。 レースはエコロヴァルツの逃げで幕を開けるが、1周目のスタンド前でノーブルスカイが先頭を奪うと、その後はメイショウタバル、さらにピースワンデュックと相次いで先頭が入れ替わる激しい展開。先行した馬は苦しくなり、2周目4コーナーではシュバルツクーゲルとアドマイヤテラが並んで先頭に立った。しかし、徐々に位置取りを上げていたアーバンシックが手応え良く差し脚を伸ばし、激しい2着争いを尻目に抜け出してV。うれしいGⅠ初制覇を決めた。 勝ったアーバンシックは父スワーヴリチャード、母エッジースタイル、母の父ハービンジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で馬主は有限会社シルクレーシング。通算成績7戦4勝。重賞はGⅡセントライト記念に次いで2勝目。武井亮調教師は菊花賞初勝利。ルメール騎手は2016年サトノダイヤモンド、18年フィエールマン、23年ドゥレッツァに次いで4勝目。
東スポ競馬編集部