「日本馬は近年ほど強い馬がいない。攻めるなら今年」ゴリアットの馬主がジャパンC参戦を語る
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS覇者のゴリアット(セン4、F・グラファール)がジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)参戦へ向け、無事に前哨戦を終えた。7月のキングジョージ以来だった20日のG2コンセイユドパリ賞を勝利。レースが行われたパリロンシャン競馬場には前走後に所有権の多くを獲得したジョン・スチュワート氏も来場し、口取り写真におさまった。 【写真】ジャパンCで引退するオーギュストロダン フランス調教馬のゴリアットはドイツのシュレンダーハン牧場の生産。レーシングポスト電子版は生産者兼共同オーナーのフィリップ・フォン・ウルマン氏の言葉を紹介している。ウルマン氏は「今日は70~80%の状態で、調子を整えるために必要なレースでした。(他馬より)2キロ多く背負わなければいけなかった(負担重量60キロ)が優秀な馬たちに勝ちました。5、6週間後にはジャパンCに向けて100%の状態になると思う。フランシス(グラファール師)に100%の状態にしてもらいたい」とコメント。 陣営はブルーストッキング、レベルスロマンス、オーギュストロダンを破ったキングジョージのような速い流れを希望しており、ウルマン氏は「(ジャパンCでは)ゴリアットの求める速いペースが得られるでしょう。馬場は少し硬すぎるかもしれないけど、間違いなく、こちらのレースよりも日本のレースが合っている」とジャパンCを分析。「日本の競走馬はとてもいい馬たちだが、私は近年ほど強い馬がいないと思っている。だから、もしヨーロッパ側が攻める(アタックする)なら今年は最大のチャンスだと思っている」と力強く語っている。