【バレー】日立Astemoリヴァーレ・野中瑠衣「チームにはまだ足りないところがある。根本から変えていくような改革が必要だと思っている」 Ⅴ1女子
2月10日、対JTマーヴェラス戦(0-3での敗戦)をもって日立Astemoリヴァーレの2023-24Vリーグレギュラーラウンドが終了した。 来季からはSVリーグを軸とする新リーグ構想がスタートする。 代表選手の一部が不在となるカップ戦、VCupを残すものの、事実上、日立Astemoリヴァーレにとって現行のVリーグは終了したといっても良い。 2020-21シーズン 8位 2021-22シーズン 7位 2022-23シーズン 7位 「毎年、同じような順位で終わってしまう。今年こそ一段階上に行きたい」 自分たちを変える、今までのリヴァーレを超えるというテーマに対して長内美和子主将、オクム大庭冬美ハウィ選手、齋藤加奈子選手など、各人が強い思いを持って臨んだシーズンだった。 2023-24シーズン 7位 突きつけられた現実は、酷なものであった。 選手は成長を続けている、チームは確実に強くなっている。 以前に比べて自分たちで崩れてしまうことも、「後半から猛追するが届かない」もどかしい展開も減った。 前監督の多治見麻子氏が育ててきたものを、中谷宏大監督が引き継ぎ、花開くシーズンになる。 今季はその姿を見るはずだった。 2月4日、埼玉県立武道館での埼玉上尾メディックスとの試合は矜持と意地のぶつかり合いになった。 埼玉上尾メディックスのエース、佐藤優花選手が得点を重ねると、日立Astemo長内美和子主将が魂のこもったスパイクをコートに突き返す。 観客の胸を打つ、激闘。 埼玉上尾 22-25、31-29、25-23、33-31 日立Astemo 結果は3-1で埼玉上尾メディックスが勝利したが、双方一歩も譲らない、バレーボールの魅力が詰まった試合だった。 日立Astemoリヴァーレは今年も優勝圏内から外れてシーズンを終えた。 今季、オポジットのポジションに定着し、攻守の柱として成長した野中瑠衣選手は埼玉上尾戦でもサーブで大きく貢献し、存在感を示した。 野中選手は2024年度の日本代表にも追加選出され、注目度も増した。彼女自身にはキャリアアップのシーズンになったが、チームが抱える悔しさを彼女もまた噛みしめていることだろう。 野中選手は常に「変わるための何か」を求め続けてきた選手でもある。 「リヴァーレが変わるために何が必要か?」 埼玉上尾戦後、野中瑠衣選手に聞いた。
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