妊活もしたいし仕事もしたい。アラサー女性の切実な悩み「35歳までに出産したほうがいいと言われて」
キャリア、結婚、出産……。アラサーになって考える人生プラン
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ ーDATAー 高崎さん(仮名) 33歳 / 職業:会社員 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 高崎さん(仮名・33歳)には、不妊につながる可能性が高い子宮筋腫があった。いつか子どもを授かりたいと思っている高崎さんは、現在つきあっている彼と相談し、一生で一度しか受けることのできない子宮筋腫の手術を受けることに。アラサーならではのキャリア・結婚・妊娠についての葛藤を語ってくれた。
彼から「35歳までに出産したほうがいい」と言われて
――先月、子宮筋腫の手術を受けたのですか? はい。不妊になる可能性がある大きい子宮筋腫(※)を取りました。手術を受けるタイミングを悩みましたが、先月受けました。(以下、高崎さん)。 ※子宮筋腫:子宮の筋肉に生じる良性の腫瘍。大きくなると経血量が多い月経過多や、不正出血、妊娠中の場合は流産や早産の原因になる可能性がある。 ――先月受けることにしたのはなぜですか? 現在つきあっている彼と妊活を考えているからです。 実は2018年にも子宮筋腫の手術を受けているんです。その時は子宮の内側にあった筋腫を取る手術で、子宮の膜自体を切ったり縫ったりすることはなかったのですが、今回受けたのは、子宮の外側の筋腫を取る手術です。子宮の膜自体を切ったり縫ったりする手術のため、体への負担が大きく、受診した医師の先生から一生で一度しか受けることができないと言われました。 また、手術を受けても時間がたてば筋腫ができる可能性があります。だから先生からは「妊娠を考えた時に大きな筋腫を取る手術を受けるように」とタイミングについてもお話がありました。 ――彼には相談したのですか? 私の場合筋腫が大きいので、朝起きた時(※尿がたまっている時)にお腹がぽこっと出るんです。それを見たら彼がびっくりするだろうと思い、彼にはつきあう時に子宮筋腫があることを伝えました。 ――彼はその時どんな反応をされましたか? 親身になって話を聞いてくれました。そして「35歳までに出産したほうがいい」とアドバイスされました。 ――なぜ彼は「35歳までに出産したほうがいい」とアドバイスをしたのでしょうか。 彼のお母さんが流産した経験があったからだそうです。年齢が上がるにつれ、母体のリスクが上がることを彼は母親から聞いたそうです。