藤井聡太竜王と対決…「盤外では恐竜とも!?」「封じ手は“名字+名前”…佐々木勇気先生、じ、自由だ」観る将マンガ家もホッコリ将棋名場面
藤井聡太七冠や伊藤匠新叡王の誕生など、話題満載な将棋界。観る将のマンガ家・千田純生先生に「イラストで将棋ハイライト」を描いて振り返ってもらいました。 【マンガ・画像】「勇気先生かわいすぎ…逆転・藤井くんは七冠強すぎ!」西山女流の美しい戦いぶりに新将棋会館…など将棋界を写真とカワイイイラストで全部見る 秋の気配がようやく深まってきたここ最近、ナンバーワンを争う戦いが各競技で佳境を迎えていますが……10月の将棋界ではいち早く、その戦いぶりが熱くなっています。イラストで振り返っていきましょう。
1)竜王戦、藤井vs勇気がアツい
まずは藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が挑戦する第37期竜王戦七番勝負です。 〈第37期竜王戦七番勝負〉 第1局:10月5・6日@セルリアンタワー能楽堂 藤井1勝 第2局:10月19・20日@あわら温泉 美松 佐々木1勝 第3局:10月25、26日@総本山仁和寺 藤井2勝 第4局:11月15・16日@おにクル 第5局:11月27・28日@和歌山城ホール 第6局:12月11・12日@指宿白水館 第7局:12月18・19日@常磐ホテル タイトル戦初挑戦となる佐々木勇気八段(以下、勇気先生)ですが、王者・藤井竜王に対して勇敢な戦いを挑んでいます(相変わらずハロウィン仕様など2人が注文するお菓子はカワイイ)。直近の対局となった第3局の会場は、毎年恒例となった仁和寺。経蔵や庭など荘厳な雰囲気の中にいる2人は、やはりカッコよかった……。 第3局終了後の中継を見ていると、インタビューに答えた藤井竜王が〈第2、3局も内容としてはかなり押されてしまっています〉と語っていました。どうしても「2勝1敗」という結果ばかりが先行してしまいますが……たしかにABEMAで表示される形勢判断を見ていると、勇気先生の戦いぶりが非常に冴えているのかな? と感じます。特に第2局では藤井竜王が“完敗”と認めるほどの指し回しで、勇気先生が昨年度優勝したNHK杯に続く「藤井撃破」なるか? という感覚も芽生えています。 ちなみに第4局の会場「おにクル」って何? ……と調べてみたところ、大阪府茨木市に2023年にオープンした文化・子育て複合施設だそうです。ホームページを見ると「鬼さんも来たくなる!」との文言に「何事!?」と一瞬感じましたが(笑)、プラネタリウムなども併設されているとのこと。つづく第5局も和歌山で、“関西シリーズ”が続く中でどんな名局が見られるか。 ちなみにここまでの対局で目を引いたのは、勇気先生の“アグレッシブな行動”ですが、それは後述することにしましょう。
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