インディアンのクルーザーモデル「スカウト」に排気量999ccの「シックスティ」が登場
趣の異なる2モデルをラインナップ
米インディアンモーターサイクルは2024年11月12日(現地時間)、クルーザーモデルの新型「Scout Sixty(スカウトシックスティ)」シリーズを、2025年モデルとして導入すると発表した。 【写真】日本の道路にベストマッチ? 「インディアン・スカウトシックスティ」の詳しい写真はこちら(8枚) インディアン・スカウトシックスティは、インディアンの基幹車種であるスカウトシリーズのエントリーモデルであり、やや排気量の小さなリッタークラスのエンジンを搭載している。排ガス規制の強化に伴い、一時生産が休止されていたが、このたびラインナップに復帰することとなった。エンジンは排気量999ccの水冷V型2気筒「スピードプラス999」で、85HPの最高出力と87N・mの最大トルクを発生。5段のマニュアルトランスミッションと組み合わされる。 日本仕様のラインナップは2種類で、「スカウトシックスティ ボバー」は装飾を排してフェンダーを切り詰めた、伝統的なボバースタイルのモデルとなっている。シート高は649mmと非常に低く、低重心な車両設計とも相まって優れた取り回しのしやすさを実現。ブラックのヘッドライトバケットやソロシート、51mmのサスペンション、16インチの5スポークホイールなども特徴となっている。 いっぽうの「スカウトシックスティ クラシック リミテッド」は、フレアフェンダーやクロームパーツを装着したクラシックないで立ちのモデルで、ゆったりとしたエルゴノミクス、654mmと低めのシート高、16インチの鋳造ホイールにより、どんな速度でも快適な走行を実現しているという。 また、これら2種類のモデルラインナップに加え、装備の充実度に応じて2つの仕様も用意される。このうち、「スタンダードモデル」にはABSやLED照明、燃料レベルゲージ、新型のハンドコントロール、大型バッテリー、アナログメーター、イグニッションキーなどを装備。いっぽう上級仕様の「リミテッドモデル」には、スタンダードモデルの装備に加えて、クルーズコントロールやトラクションコントロール、「スポーツ/スタンダード/レイン」の3つの走行モードからなる「ライドモード」、USB充電ポートなどが採用される。 さらに、純正アクセサリーについては1250ccエンジンのスカウトシリーズ向けのものがそのまま利用できるため、100種類以上のアイテムから好みのものを選び、自車をカスタマイズすることができるという。 新型スカウトシックスティは2025年春の日本導入予定で、価格は未定となっている。 (webCG)
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