【連載コラム】「聖地ヨセミテ」に魅せられて! vol.14 スノーシーズンの終わりを告げる「ポンドスキム」が大盛況! 老若男女が水上を滑走する
家のおかめ桜が咲き終わったところで、最後の雪が降りました。今冬は、昨年のような豪雪はありませんでしたが、遅い雪のおかげで、近くのドッジリッジスキー場は、4月の後半までオープンしています。 【写真】カリフォルニアの冬の終わりを告げる水上のイベントを見る(全11枚)
雪上アクティビティの後はピクニックを満喫
このスキー場の傍には、クロスカントリーのトレイルがあります。スキー場には含まれておらず、無料で利用することができるので、例えば、朝は、締まった雪のスキー場を楽しんで、お昼を食べてから、午後はスノーシューで散歩することもできます。 晴れの日は、フォームパッド(軽量スリーピングパッド)とおやつを持って行けば、雪上ピクニックもできます。トレイルは、簡単なお散歩コースから、1日では歩ききれないルートまでありますので、楽しみ方も色々で、今回はスキーを履いている人や、軽い冬山バックパッキングをする人を見かけました。
水上のお祭りイベント「ポンドスキム」が大盛り上がり
さて、ドッジリッジスキー場では、シーズン終わりに、「ポンドスキム」というイベントを毎年開催しています。緩いスロープの下に池を作って、スキーやスノーボードで滑り降りて水の上を滑るものです。 一応審査員がいて、滑りはもちろん、水しぶき、コスチュームなどの観点で評価をしますが、勝ち負けというよりも、お祭りイベントです。今年は快晴で、池に浮かべたアヒルのおもちゃがきれいに映えていました。
子どもからおじいちゃんまで池渡りにチャレンジ
出場者は、老若男女幅広く、仮装は、被り物ありコスプレありの様々なもので、ギャラリーも多くて盛り上がっていました。小さな7~8歳の子供達も参戦していて、上手な子は大人顔負けの滑りで池を渡り切ります。 15年以上連続出場の地元のおじいさんも余裕の滑りでクリアです。逆に、スノボや怪獣の被り物は沈没率が高かったようです。こんな時期にここに来ているのは、ほぼシーズンパスホルダーや地元の人といったコアなお客さんです。高級リゾートではないものの、地元に根付いて長く愛されているスキー場なのがよくわかります。 名残惜しいですが、スノーシーズンは遂に終了です。ソノラパスの除雪が終われば、シエラネバダで釣りやキャンプをする人々が行きかうようになります。今年は、5月の頭にはパスが開通しそうです。4月末から5月は、冬と夏の狭間で、キャビンのお客さんが少なくなりますが、この機会にキッチンとバスルームの残りのリモデルを短期強行して、夏のお客さんを迎える準備をします。今年は雷が落ちませぬように!
井上ゆず