空き家で火災、ガラス割れる音に気付き119番 消防到着前にほぼ消火、近隣住民3人がファインプレー
京都府の福知山市消防本部は、8月に起きた建物火災で初期消火を行って延焼の拡大を防いだとして、男女3人に感謝状を贈った。 同本部によると、8月10日午後、同市夜久野町畑の木造2階建ての空き家で火災が発生。近くの片山貞紀さん(70)が、ガラスの割れる音で火災に気付いて119番した。自宅の消火器と水道ホースを持って現場に駆けつけた。 火の勢いが収まらず、近所の藤原輝夫さん(62)と実家に帰省していた村田弥生さん(72)に協力を求めた。3人で消火栓を使い、消防隊の到着までにほぼ消し止めた。 市消防防災センター(東羽合町)での贈呈式で、片山さんが澤田晴彦消防長から感謝状を受け取った。片山さんは「周囲と協力して消火できた。地域の安全に貢献できてうれしい」と話した。