首都直下地震を想定 医療関係者が救護訓練/埼玉県
医療関係者が、大規模な災害が起きたときの救護体制を確認する訓練が2日、さいたま市で行われました。 訓練は、日本赤十字社の埼玉県支部が企画し、さいたま市や深谷市の赤十字病院や、県の保健医療部など17の団体からおよそ150人が参加しました。 今回は、東京湾の北部でマグニチュード7.3の首都直下地震が発生し、さいたま市内でも震度6強の揺れを観測したという想定で行われました。 地震が起きて4日目で、99人が死亡し、けが人が1200人以上、避難者は1万7000人以上いるというシナリオです。 2日は、赤十字病院の医師や薬剤師などで作る「医療救護班」が、本部から指示を受け、市内8か所の避難所に派遣されました。 そして、現場に到着すると、避難者を診察し、容体や持病を確かめていました。 併せて、避難所に電気やガス、水道が供給されているか、食料が十分に届いているか、などをチェックしていました。