今年は〝表年〟タケノコ出荷始まる 三重・JA多気郡で
三重県多気郡多気町の名産品のタケノコの出荷が27日午後1時半から、四神田のJA多気郡共同選果場で始まった。今年は収穫の多い表年に当たることから、裏年だった去年の1.5倍の十五、六トンの収穫量を見込む。 町内で採れるタケノコは繊維が細くて柔らかく、甘みがあるのが特徴。山を管理する生産者は約90軒あり、この日は10軒の98.2キロ(前年21キロ)が初出荷された。元々は25日に予定されていたが、雨の影響で2日後ろ倒しになっていた。 この日は午前中に集荷、午後から選果作業が行われ、10センチ前後から30センチ近くまでのタケノコが大きさ別に分けられ、4キロの容量の段ボール箱に手際よく詰められていった。収穫量が増えると、箱も10キロ容量になるという。 JA営農部多気営農センターの大野竜平さん(23)は「今年は暖かくて早く出てきている。4月初旬から収穫量が増えてくるだろう」と分析した。 収穫は4月いっぱいまでで、県内と名古屋市内に出荷される予定。