畠中恵氏のベストセラー小説「しゃばけ」25年にTVアニメ化 主人公・一太郎役に山下大輝
畠中恵氏のベストセラー小説「しゃばけ」が、2025年にテレビアニメ化されることが決定した。山下大輝が主人公の一太郎役を務めることや、メインスタッフの顔ぶれが明らかになっている。特報PVとティザービジュアルも公開された。 原作は「第13回日本ファンタジーノベル大賞」で優秀賞を受賞し、シリーズ累計発行部数1000万部突破した人気時代ミステリー小説。江戸時代を舞台に、生まれた時から身体が弱く外出もままならない、日本橋有数の大店である長崎屋の若だんな・一太郎と、彼に仕え支えるさまざまな妖怪たちが、猟奇的な殺人事件を解決する姿を描く。01年に上梓されて以来本編は23巻を数え、ラジオドラマ、テレビドラマ、舞台劇、コミカライズといった多岐にわたるメディアミックス展開も行われている。 監督は「もののがたり」(助監督)の大川貴大。シリーズ構成を「魔王軍最強の魔術師は人間だった」の待田堂子、キャラクターデザインを「進撃の巨人 The Final Season」(作画監督)の皆川愛香利、音楽を「プリパラ」シリーズの石塚玲依が担当する。アニメーション制作は「銀魂」のBN Picturesが担う。 特報PVでは、妖怪たちに朝のあいさつをする一太郎の姿をボイス付きで収録。ティザービジュアルには、店先から顔を出す一太郎と、肩に乗る小さな妖怪、2人の店員の姿が描かれている。 キャスト、スタッフ、原作者からのコメント全文は以下の通り。 【山下大輝(一太郎役)】 テレビアニメ「しゃばけ」の一太郎を演じられること、とても光栄です。 一太郎の周りの妖(あやかし)たちがとても個性があり魅力的で、そんな妖たちの力を借りながら謎を解き明かしていく、ハラハラとユーモアのバランスがとても心地いいです! 老若男女の方々に観て頂きたい素敵な作品なので、ぜひ放送開始をお楽しみに! 【大川貴大(監督)】 江戸時代と聞くと、遠い世界のことのように思えますが、畠中先生の書く原作「しゃばけ」はそれを感じさせない作品です。 原作同様、一太郎たち江戸の人々や、それを取り巻く妖たちに親しみを感じる、そんな作品になればと思います。 ぜひ放送を楽しみにお待ちください。 【待田堂子(シリーズ構成)】 時代劇を書きたい! 書きたい! と言っていたタイミングに、もともとファンだった「しゃばけ」の脚本のお話をいただけて。やはり言霊ってあるんだな……と痛感しました。 さて、主人公の一太郎は、病弱だけど強い心と明晰な頭脳を持ち、また誰からも愛される生粋の人たらし」(笑)。またそんな若だんなを過保護に甘やかす佐助と仁吉の活躍ぶりを是非お楽しみいただければと思います。 【皆川愛香利(キャラクターデザイン)】 キャラクターデザインとして関わる機会をいただき光栄に思っております。 キャラひとりひとりの魅力をアニメで伝えられるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。 【石塚玲依(音楽)】 舞台は江戸、妖がいて、人間関係もさまざまで、劇伴としてこだわりたい部分がたくさんある作品です。 そんなユニークな世界にふさわしい音楽は何かと考えるのは楽しい日々でした。 そして熱心なファンの方が多い作品ですので、その期待に応えられるものをとの意気込みで書かせていただきました。 お楽しみいただけましたら幸いです。 【畠中恵(原作)】 公募新人賞への投稿作だった「しゃばけ」がアニメになって、若だんなや妖たちが動き、語っている。 そのことに感動しております。 妖達が、一緒にアニメを楽しんでくれるたくさんの方々と、出会えることを願っています。