夫が通勤用の車以外にもバイクを持っています。「大してお金はかからない」と言っていますが、維持費はどのくらいかかるのでしょうか?
生活費をやりくりするなかで、バイクを持つ夫がいる人は維持費が気になるところでしょう。夫からは「維持費はそんなにかからない」と言われても、本当なのか疑ってしまうのは仕方のないところです。 実際バイクを維持するには、燃料費や保険料、定期的なメンテナンス費用などがかかります。一般的には見落とされがちな費用も多く、その金額には意外な差が生じることもあります。 本記事で、実際の維持費について探ってみましょう。
バイクの維持費の内訳
バイクにかかる主な維持費は、以下の通りです。 ・税金 ・保険料 ・ガソリン代 ・車検費用 ・メンテナンス費用 ・駐車場代 それぞれの費用について、詳しく見ていきましょう。 ■税金 バイクの税金には、軽自動車税と自動車重量税がかかります。 ・軽自動車税 バイクの排気量によって、軽自動車税の額が決まります。例えば、251cc以上のバイクの場合、年間6000円の軽自動車税が必要です。 ・自動車重量税 新車購入時や車検時にかかる税金であり、バイクの重量によって税額が決まります。 ■保険料 バイクで加入する保険は、自賠責保険と任意保険です。 ・自賠責保険 公道を走行するために必ず加入しなければならない保険であり、バイクの排気量で保険料が決まります。 ・任意保険 交通事故への備えとして加入する保険で、保険会社や補償内容、年齢等によって保険料が変わります。 ■ガソリン代 排気量や燃費によって異なりますが、車よりも燃費が良い傾向があります。250cc超の場合は、リッターあたり20~40キロメートル程度が目安でしょう。年間走行距離が1万キロメートルでバイクの燃費が30km/L、ガソリン代が160円/Lの場合、1年間にかかるガソリン代は約5万円となります。 ■車検費用 250cc超のバイクは初回3年、以降2年に1回車検を受ける必要があります。車検費用は、バイクの排気量や車検整備工場によって異なりますが、250cc超の場合は、約5~10万円が目安です。 ■メンテナンス費用 エンジンオイルやタイヤなどの消耗品を交換する必要があり、年間数万円程度が目安です。また定期点検や修理も必要であり、年間数万円程度かかります。 ■駐車場代 自宅に駐車スペースがない場合は、駐車場を借りる必要があります。駐車場代は地域などにより異なりますが、月額数千円~数万円程度が目安です。