バンド×百合で魅せるアニメ『ささ恋』キャラ歌唱はCVと異なるキャスティング!オーディション初抜擢で務めた笹倉かなさんの熱い想い【インタビュー】
テレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation”枠にて放送中のTVアニメ『ささやくように恋を唄う』について、最新話放送に合わせた連載インタビュー企画が更新中。この度本作にて歌唱を担当し、OPアーティストも務める笹倉かなさんのインタビューが公開となった。 【画像】カッコよさも可愛さも見せるメインキャラ・朝凪依 場面カット集(全5枚) 本作はメインキャラクターである朝凪依のキャラクターボイスを瀬戸麻沙美さんが演じているが、劇中歌などでの歌声は異なるキャスティングが行われている。キャラクターキャストにスポットを当てていた前回までとは変わり、音楽に注目したこの企画では本作がアーティストデビューだという笹倉さんがどのように本作と出会い、朝凪依の歌に魂を吹き込んだのか。「ささ恋」への熱い思いが語られた。 ※以下、初回~第6話までの内容を含みます。ご注意ください。
「アニメソングを歌うことを目標に」挑んだオーディションへの思い
――笹倉さんは「アニメ音楽のこと!マッチング・オーディション2021」に合格したことから、アーティスト活動が始まったそうですね。こちらのオーディションを受けようと思ったきっかけから教えていただけますか? 笹倉かなさん(以下略):私はもともと、アニメソングを歌うことを目標に個人で音楽活動をしていたんです。アルバイトをしながらライブハウスの対バンに出たり、路上ライブやライブ配信をしたりして、オーディションを探しては応募するというのを繰り返していました。 なぜアニメソングを歌いたかったかというと、学生時代にいろいろとつらい時期があって、そのときに助けてくれたのがアニメだったからです。友人との関係、先生との関係、家族との関係……いろいろな悩みも、アニメに没頭しているときだけは現実を忘れられて。いつしか自分もアニメソングを歌いたいと思うようになっていました。それで音楽活動を始め、その中で「マッチング・オーディション」を見つけたんです。これに合格すれば歌でアニメに関われる、と思って応募しました。 ――もともとアニメがお好きだったんですね。 水樹奈々さんを知ったことがきっかけでアニメにハマったんです。特に好きな作品は「戦姫絶唱シンフォギア」。そこから水樹さんが出ている出ていないにかかわらずアニメを見るようになりました。「Angel Beats!」もすごく好きです! ――「Angel Beats!」といえば、劇中バンドのGirls Dead Monsterがリアルでも活動されていました。 そうなんです! ガルデモのような劇中ボーカルにも憧れがあったので、今回、「ささ恋」で劇中ボーカルとして関われて一つ夢が叶いました。 ――オーディションを経て、どのような形で「ささ恋」への出演が決まったのでしょう? 二次審査を通過したという連絡はいただいたのですが、その後に三次審査とは知らずにレコーディングスタジオに呼ばれ、カバー曲のレコーディングをしました。 後日、「ささやくように恋を唄う」という作品があり、依ちゃんというキャラクターの歌唱に選ばれる可能性があることを教えていただき、現在の歌詞とは違うものですが、「Humming Love」と「オレンジに染まった大空」を歌いました。その歌を聴いていただいて合格をいただいたという流れです。 ――受かったときの心境はいかがでしたか? 憧れもありましたし、嬉しかったのも事実なんですが、所属事務所のスタッフさんが審査の間もボイトレやさまざまな形で支えてくださったので、そちらへの感謝のほうが大きかったです。ありがとうございます、頑張ります、と。放送が始まった今になって、デビューの実感が沸いてきました。 ――「ささ恋」の原作にはどんな印象をお持ちになりましたか? まずキラキラしているなという印象を受けました。絵も繊細で綺麗だし、初めて読む女の子同士の恋愛のお話も新鮮で。自分が音楽をやっているので、バンドが出てくるところにも惹かれ、一気に引き込まれました。 ――依についてはいかがでしたか? 初めて読んだときからずっと気になっていたキャラクターでした。私はクールな女性に憧れがあるので、こんな人になりたい、お近づきになりたいって(笑)。でも、途中から「かわいい」という印象のほうが強くなりました。「頑張れ、頑張れ」と応援しながら読んだのを覚えています。 ――笹倉さんと似ている部分はありますか? 大きなところだと歌が大好きなところは私とまったく同じですし、物につられがちなところが似ているなと感じます(笑)。 でも、一番似てるのは一見するとクールに見えるのに、心の内が賑やかなところ。私は全然クールではないのですが、心の内は騒がしいのに感情が表に出にくいタイプなんです。あまり起伏がないというか(笑)。依ちゃんの賑やかな心の一面を見たときは、すごく共感しましたし、私と一緒だなと思いました。