バンド×百合で魅せるアニメ『ささ恋』キャラ歌唱はCVと異なるキャスティング!オーディション初抜擢で務めた笹倉かなさんの熱い想い【インタビュー】
制作の裏側を垣間見て、新たな見方も
――ではアニメ本編についても伺えましたら。第1話から第6話までで、特に印象に残っているシーンを教えてください。 第1話ラストの屋上のシーンが印象に残っています。二人にとっても大事なシーンですし、実際にアニメを拝見して、映像、音楽、セリフが重なり合うような演出に感動しました。あとはSSGIRLSのライブシーンですね。実はモーションアクターの方の撮影を見学させていただいたんです。 ――そうだったんですね! ライブハウスで撮影されたんですが、そちらにお邪魔させていただいて。この演奏がこういうアニメーションになるんだと、制作の過程を拝見できて感動しました。他にもアニメのダビングの作業も見学させていただいたんです。どういうふうに音声や音楽がつくのか、その演出の過程を知ることができて、アニメに対する見方も変わりました。貴重な体験をさせていただいたなと思います。 ――先ほど、少しお話に出ましたが、笹倉さんは「Anime Japan 2023」「Anime Japan 2024」、そして先行上映会で「ささ恋」の楽曲を披露されてきました。ライブの感想はいかがでしたか? 「Anime Japan 2023」は記憶がないくらい緊張しました。シークレットゲストとして登場することになり、きっと誰も私のことを知らないのに、いきなり歌を披露する…。人生で一番緊張したんじゃないかというくらい震えていました(笑)。でも、皆さんが温かい反応をくださったのが嬉しかったですし、「Anime Japan 2024」に出演が決まったときは見違えるくらい成長した姿をお届けしようと思って練習に励んだのを覚えています。先行上映会は「Anime Japan 2024」からブラッシュアップして、アニメがもっと楽しみになるようなパフォーマンスをしようという気持ちで臨みました。 ――ありがとうございます。では、「高校時代によく聴いていた音楽」を教えていただけますか? 最初にお話しした、水樹奈々さんをはじめとするアニメソングですね。本当はバンドを組みたいのに組む友達がいなくてバンドを諦めたような日陰者だったんですが、水樹奈々さんの歌に何度も背中を押され、救われました。そこから女性声優さんの歌やアニソンアーティストの方の歌も聴くようになりました。 ――最近、何か“ひとめぼれ”した人やものはありますか? エゾモモン牡蠣という、エゾモモンガと牡蠣を合わせたカプセルトイです。「Follow your arrows」のミュージックビデオでロケに行った岡山のガチャガチャショップで見つけました。牡蠣が好きというのもあって“ひとめぼれ”したんですが、感触がよすぎて1日中ぷにぷに触っていたら、2日目には顔が消えてしまったんです(笑)。それで翌日にもう1回まわしました。 ――ミュージックビデオは岡山で撮影されたんですね。本作の舞台であり、竹嶋えく先生の出身地でもありますよね。 そうなんです。撮影の前日に先生ともお会いできて、とても楽しい撮影になりました。 ――では最後に、第7話以降の見どころや笹倉さんご自身が期待しているポイントを教えていただけますでしょうか。 いよいよローレライが本格的に登場します。バンドのお話が増えていくのが楽しみですし、「Anime Japan 2023」から一緒にやってきている水上スイちゃんの歌も、ついにアニメを通して聞けるので、こちらも楽しみにしています。SSGIRLSも変わらず頑張っていくと思うので、それぞれのキャラクターの気持ちにも注目してください。