春季愛知大会 5つの地区予選を占う 全国屈指の激戦県、複雑な予選システムにも注目!
春季愛知県大会は4月2週目の土曜日13日から開幕するが、その出場校を決める1次地区予選が3月20日から始まる。その組み合わせが先日発表された。 【名古屋地区】予選組み合わせ 愛知県は名古屋地区と東西三河地区、知多、尾張の5地区に分かれて、それぞれ独自の方法で代表を競い合う。各地区の予選の戦いを組み合わせから占ってみた。 なお、今春は東三河地区の豊川と名古屋地区の愛工大名電が昨秋の東海地区大会で決勝進出を果たして、センバツに出場するため予選免除となっている。
有力校がぶつかり合う東三河地区
名古屋地区はA~Lの12ブロックがあり、5校(A~H)と4校(I~L)に分かれている。1位校は県大会に進出。シード校を決める順位決定トーナメントを戦う。2位校は2次トーナメントを行い、4校が県大会出場権を得る。 名古屋地区の場合、会場の都合で会場校がそのままシード校となるが、大きな波乱はなさそうだ。今回の組み合わせでは、名経大市邨と名古屋、同朋が集まったAブロックと、名城大附会場の名経大高蔵、菊華のBブロックが激戦となるか。他には、中部大春日丘のGブロックに名古屋国際と尾東地区の高蔵寺がいるというところか。 また、Iブロックの1位争いとなりそうな、享栄と愛知は好試合が期待できそうだ。名古屋市工と名古屋市工芸に、一昨夏のベスト8の富田もいる、栄徳会場のCブロックも各試合は激戦になりそうだ。 昨秋は2校が東海地区大会に進出を果たした東三河地区は、この春も質が高い。東三河はA~Dの4ブロックに5校ずつが分かれ、リーグ戦で各ブロック1位校が県大会出場となり、シード決めのトーナメントに進む。また、2位校と3位校が県大会進出2校を決める2次トーナメントを争う。豊川が予選免除で県大会出場となるため、実質1枠増ともいえる。 Aブロックは、豊橋中央を中心に蒲郡、豊橋西と続き、豊橋工科もそれを追う形になる。Bブロックは桜丘を軸に、成章、豊橋南の争いか。Cブロックは渥美農と時習館が競い合い、豊川工科、蒲郡東がどこまで絡んでくるのか。最激戦となりそうなのがDブロックだ。好投手・樋口 結大投手(2年)を擁する豊橋東と、北添 兼矢投手(2年)と伊東 徹之芯投手(2年)の2本柱が健在で、昨秋の全三河大会を制した豊橋商の対戦が楽しみだ。さらには、国府や福江に三谷水産も侮れない。