秋の味覚「クリ」がいま苦境!?全国の産地が団結して開催『全国モンブラン大会2024』で日本一が決まる
植田さんは大会を通じて山鹿のクリの魅力を伝えたいと考えています。 植田代表「これをきっかけに、山鹿のクリは西日本一の生産量で味もいいんだというのが少しでも広まればいいなと」 ■地元の中学生は「クリサポーター」に 地元の鹿北中学校の生徒たちも大会の盛り上げにひと役買います。学校の授業で学んだ全国の産地に関する知識を大会当日、クリサポーターとして来場者に伝えます。 生徒「茨城県のことや笠間市のことと、栗のことについて調べました。早口になってしまうのでゆっくりと言うことを頑張ります」 また大会では、自分たちで考案したモンブランも販売します。 考案者 北原咲さん「自分が想像していたよりもずっとおいしいです。是非食べて欲しいなと思います」 ■ライバルが続々と山鹿に集結 全国の産地から打倒・山鹿を目指すライバルが続々と会場入りしました。 高知・四万十町代表 畦地履正さん「去年は山鹿さんに負けたので、今年は日本一を目指して頑張っていきたいです」 大会では有名シェフやパティシエたちが各産地のモンブランの審査をします。審査の間、鹿北中の生徒たちがそれぞれの産地の魅力を紹介しました。今回の経験を通して、新たな発見があったという中学生も。 祖父がクリ農家の生徒「勉強していく中で自分のじいちゃんはすごい人だなというのが分かってとても嬉しくなりました(将来は)クリ農家か車の整備士になりたいです」 そしていよいよ日本一の発表。 登壇者「優勝は岐阜県恵那市です」 山鹿代表、惜しくも2連覇はなりませんでした。 植田代表「残念ながら恵那市さんには敵いませんでしたが、良い経験が出来ました」 イベントでは今回日本一をかけて作られた各地のモンブランが販売され植田さんのブースも多くの客でにぎわいました。 福岡から「モンブランが好きなので、熊本だったら近いので、いろいろ買えて良かったです」 福岡から「インスタで見て『行こうか』と話をして、すごくおいしいです」
「産地連携」でクリの魅力を発信した全国モンブラン大会。来年は京都で行われます。
熊本放送