上野動物園でライチョウのひな5羽がふ化
東京動物園協会は、絶滅危惧種で国特別天然記念物であるライチョウのひなが、ふ化したと発表した。 今年6月5日に乗鞍岳(長野県・岐阜県境)で採取した5個のライチョウの卵を、上野動物園に輸送し、園内の人工孵化施設であたためていたところ、全5羽のヒナがふ化した。 国内ではふ化直前の卵を巣から採取して人工ふ化させた例はあるが、抱卵前に採取した卵から人工ふ化に成功したのは、今回が初めてという。 ひな1羽の体重は、約16.7~18.7グラム。ふ化日時は6月27日(土)午後6時~翌28日(日)午前4時。