今、いちばん裸で魅せる女優・染谷有香、週プレ袋とじに帰還。「淡々とした生活のように何年も続いていくヌードに取り組んでいきたい」
映画『SOUND of LOVE』で初主演の染谷有香(そめや・ゆか)。9月30日(月)発売『週刊プレイボーイ42号』の袋とじグラビアでは、その生きざまが、しっかり写っている。 【写真】裸で魅せる女優・染谷有香のグラビア * * * ■裸を撮られながら女優業に挑戦する理由 ――2021年から今年にかけ、4年連続でヌード写真集を発売されていますね。 染谷 なかなか珍しいパターンですよね。ヌードって、グラビアを卒業する区切りとして、あるいはドラマや映画の役に絡めて単発的に披露されることが多いと思うけど、私は4年間、ずっと裸を撮られ続けている。年に1度、写真集を出させていただけている環境を含め、本当に恵まれています。 ――裸を撮られ続ける感覚って、どんなものなんでしょう。楽しい? 気持ちがいい? 染谷 ひと言で表現するのは難しいですね。ただ今回、約2年ぶりの週プレさんで大好きな写真家の中村 昇さんと久々にご一緒できたのですが、撮影終わりに言われたんです。「ヌードは顔だよ」って。 布(衣装)を取ることはきっかけに過ぎないというか。裸になることで顔に表れる生きざまのすべてを撮られているのかなと、私は解釈しました。 ――生きざまのすべて、ですか。 染谷 大げさですかね? 昇さんの真意はわからないけど、撮られ続けている私の感覚としては、あながち間違ってない気がします。 私が取り組みたいのは、淡々とした生活のように何年も続いていくヌード。サプライズではないからこそ、良くも悪くも私自身に変化がないと、どんどん薄味になってしまうと思うんです。撮られるたびに豊かさを増す自分でありたいなって。 裸を撮られるようになってから、おのずと何げない日常に対する意識も変わってきましたね。 ――そうしたヌード/写真への向き合い方は中村昇さんの影響もあるのでしょうか? 染谷 ありますね。写真への向き合い方がガラリと変わったのは今から9年前。23歳の頃、週プレさんの撮り下ろしで初めて昇さんにお会いしたときでした。 当時はDVDがAmazonランキング1位になるなどグラビアアイドルとして注目され始めた時期で、撮影会ではバシャバシャとシャッターを浴びる日々。撮られることに慣れたつもりでいました。 でも得意の表情とポージングで昇さんの前に立っても、顔をじっと見つめられるだけで、いっこうにシャッターを切ってもらえない。なんで? どうしたらいいの? 数十分たっても状況は変わらず......。1枚目を撮ってもらえたのは、なすすべなく不安な表情を見せた瞬間でした。 ――これまでの活動で培ってきた型がまったく通用しなかったと。 染谷 はい。もう完全に自信をなくしましたよ(笑)。ただ、あがりを見て驚きました。〝リアル峰 不二子〟という異名を持つグラビアアイドルの顔とは思えないくらい子供みたいな自分が写っていたんです。ふと鏡に映る自分を見たような感覚にもなりました。写真って面白い。もっと写真を信じてみたい。この体験がなかったら、今頃ヌードになっていなかったかもしれません。