金崎夢生「一つの大きな決断だった」 新天地にJFLヴェルスパ大分を選んだ理由
早速刺激を受けているというフォワードの中井崇仁は、「自分が小さいころ鹿島が好きだったので、当時の10番とサッカーができるのは夢みたいです。練習に参加してもらったときにシュートについてたくさん聞きました。それを活かしてゴールを決められたのはうれしいし、同じアタッカーなのでライバルとして切磋琢磨したいです」と話します。 チームの仲間に対し、金崎も積極的にアドバイスを送っています。 金崎: 「自分もけがをし、そういうわかる部分もあるので、そのときのトレーニング方法など、自分が何か手助けできることがあるのかなと思って話しています」 「監督にも言われたように、いくつかのチームで今までやらせてもらったので、経験という部分でもみんなに教えてあげられる部分もあると思います。でも何よりピッチで自分がどういう形で貢献するのが一番いいのかというのは、今後の練習や試合でどんどん見つけていきたい」 チームは9月1日、首位・高知を敵地で1対0で下すなど中断期間をはさんで3連勝。 2位・栃木と勝ち点差3、さらに残り12試合で首位と勝ち点差13と逆転優勝も視野に入っています。 勢いづく中での実績十分のベテランの加入に山橋貴史監督は「最初は嘘だろと思いました(笑)。練習に参加したときもそういう話はなかったし、うちの刺激になればという感じで来てもらったので。そのときも5割、6割のコンディションだと本人は話していましたけど、やっぱりちょっと違いますよね。パッと練習参加してすぐにあれだけ周りの選手とうまくやれるところなんかはやっぱり能力が高い」と語り、胸を躍らせています。 金崎は4日から全体メニューに合流する予定で、一日も早い試合出場が期待されます。 金崎: 「僕自身もトリニータにお世話になった中で、ヴェルスパに行くというのも自分の中で一つの大きな決断ではありました。僕の心はやっぱりいつでも大分を盛り上げたい、そういう気持ちは変わらない。チームは変わりますけど、ここからしっかり大分を盛り上げてトリニータと一緒に注目される2チームでどんどんいけたらいいなと思います」
ヴェルスパ大分は次節9月7日(土)、ホームのレゾナックサッカー場Aに最下位のクリアソン新宿を迎えます。大分トリニータの試合前にレゾナックドーム大分の隣で行われる一戦。両チームのサポーターからの声援が期待されます。
大分放送