DeNAの南場オーナー 渡辺恒雄氏の訃報に「もう主筆とお話できないことがとても、とても寂しく、受け入れがたく感じます」
DeNAの南場智子オーナーが19日、巨人の元オーナーである渡辺恒雄氏の逝去に触れ、お悔やみのコメントを述べた。 【写真】長嶋茂雄氏と言葉をかわす在りし日の渡辺恒雄さん 隣には一茂の姿も 南場オーナーは「渡辺恒雄主筆の訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。突然のことで私自身気持ちの整理ができておりませんが、深い悲しみとこれまでのご指導への心からの感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と突然の訃報に動揺したことを伝えた。 続けて「主筆と初めて1対1でお会いしたのは2011年のDeNAの球界参入決定前でした。野球にとどまらない様々な話題に会話が広がり、最初は緊張でコチコチだった私も、お部屋を出る時には主筆にすっかり魅了されていました。それ以降定期的にお会いし、戦後の日本の政治史などについてさまざまなご教示をいただきました。お話はいつも具体的で引き込まれましたが、ご自身で見聞きしたことと巷の情報を決して混同なさらないご姿勢、そして、いつも私自身の意見も述べるように促してくださるご配慮に感動し、多くの学びを得ました。お部屋で歌を歌ってくださった日の光景が今何度も私の頭の中でリプレイされています」と渡辺氏との思い出を振り返った。 南場オーナーは最後に「もう主筆とお話できないことがとても、とても寂しく、受け入れがたく感じます。これまでの全てに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。安らかにお眠りください」と述べた。