三谷幸喜、ムチャぶり明かされる 松坂桃李「聞いてなかった」遠藤憲一「パニックに」
またスオミの1番目の夫で血の気の多い庭師・魚山を演じた遠藤は「監督から僕の役について『一番スオミを愛してほしい』と言われたんです」と振り返り、「スオミがいなくなってしまったと分かったとき、パニックになって全力で声を出すシーンを3回やったんです。本当に声がガラガラになってしまったら、三谷監督が『あれは違うから。魚山のイメージは高倉健さんなので』と言われたんです」と回顧。
いきなりの「高倉健」というワードに遠藤は「いちから役をつくり直したんです」といい、「本当にパニックになっちゃいました」とも。それでも「楽しかった」と、遠藤も三谷マジックにハマっているようだった。
三谷監督は「映画にはいろいろなジャンルがあります。例えば中国を舞台にしたすごいアクションシーン満載の映画もあれば、すごくちまちました映画もある。そんな映画もあっていいし、この作品はそんな映画になったと思います」と作品をPRしていた。(磯部正和)