ミュージカル「昭和元禄落語心中」視線交わらぬビジュアル解禁、追加キャストに黒羽麻璃央・中村梅雀
来年2月から4月にかけて東京・大阪ほかで上演される「ミュージカル『昭和元禄落語心中』」のビジュアルが解禁された。 【画像】ミュージカル「昭和元禄落語心中」出演者。上段左から時計回りに山崎育三郎、明日海りお、古川雄大、中村梅雀、黒羽麻璃央。(他4件) 本作は、戦前から平成に至るまでの落語界を舞台に、人々の多彩な生き様を描いた雲田はるこのマンガ「昭和元禄落語心中」(講談社)をミュージカル化するもの。このたび公開されたビジュアルでは、山崎育三郎演じる天才肌で豪快な助六、助六と固い友情で結ばれる古川雄大演じる菊比古(八雲)、2人と懇意になる明日海りお扮する芸者みよ吉という、3人の複雑な思いが絡み合う様子が表現され、作品世界が再現された。 さらに、黒羽麻璃央が八雲の隠された過去を知ることになる与太郎役で、中村梅雀が助六と菊比古(八雲)の師匠(七代目八雲)役で出演することが明らかに。黒羽は「僕自身未だ経験したことのない落語の世界で、お芝居を通して生きられることに、幸せな気持ちでいっぱいです」と喜びを語り、梅雀は「私は落語家の役は初体験なのでとても楽しみです。誇りを持ちつつも苦悩し、守るべきものに命をかける人間の生き様をどう演じるか。良いチームワークの一員になれるよう、頑張ります」と意気込んだ。 公演は東京・東急シアターオーブで来年2月28日から3月22日まで、大阪・フェスティバルホールで29日から4月7日まで、来年3月にオープンする福岡・福岡市民ホールで4月14日から23日まで行われる。 追加キャストについての山崎のコメント、ビジュアル撮影を終えた明日海、古川のコメント、黒羽、梅雀のコメント全文は以下の通り。 ■ 山崎育三郎コメント 今回新たに、信頼する役者の皆さんの出演が決定して嬉しく思います。 与太郎役の黒羽麻璃央は「エリザベート」ルキーニ役に通ずる、お客様との架け橋になる与太郎を演じます。麻璃央は端正な顔立ちで、正統派なイメージがありますが、情熱的で漢気がある役者です。作品の要となる与太郎をどんな風に演じるか今から楽しみにしています。師匠(七代目八雲)役の中村梅雀さんは、ドラマ「イチケイのカラス」で共演させていただいてますが、舞台では初共演です。作品に向き合う時の姿勢、役者としても、音楽家としても、とても魅力的で、尊敬する大先輩です。今回は、日本物、和物なので、梅雀さんから沢山学びたいと思います。素晴らしいキャストと作り上げる日本オリジナルミュージカル「昭和元禄落語心中」是非ご期待ください。 ■ 明日海りおコメント 素敵なお着物を着させていただいての撮影。和装ならではの、みよ吉らしい艶っぽさが出せたら……と思いながらカメラの前に立たせていただきました。何かを守りつつ、一人で生きている女性の役が多かったこともあり、みよ吉のマインドで撮影に挑むのは、あらためて新鮮に感じました。いよいよ「昭和元禄落語心中」が始まるのだ……という高揚感をたっぷり味わいましたので、山崎さん、古川さんはじめ、皆様との稽古が待ち遠しいです。 ぜひお楽しみになさってください! ■ 古川雄大コメント 落語×ミュージカルという一見相反するモノですが、それが今回融合することになり、出演者の僕も今からワクワクしています。素晴らしい原作があり、演出の小池修一郎先生の元で一からどのように組み立て、形にされていくのかと思うと楽しみで仕方ありません。先日、ビジュアル撮影をさせていただきました。ドラマ版に出演されていた山崎育三郎さんはもうすでに佇まいが助六になっておられてさすがの存在感でしたし、また明日海りおさんの和装姿がとても素敵で圧倒されました。僕自身も衣裳を纏い、皆さんに作り上げてもらった八雲の姿に感動しました。スタッフの皆様の愛情が込められたこの現場で、しっかりと役と向き合い構築して、作品の一部になれるように努めます。 皆様、応援よろしくお願いします! ■ 黒羽麻璃央コメント ミュージカル「昭和元禄落語心中」与太郎役で出演させていただきます。黒羽麻璃央です。お声がけいただきまして大変嬉しい気持ちと同時に、大尊敬する先輩方、いつも大変お世話になっております小池先生、素敵なスタッフの方々と一緒に日本オリジナル作品を作れること、そして何よりも僕自身未だ経験したことのない落語の世界で、お芝居を通して生きられることに、幸せな気持ちでいっぱいです。沢山稽古場で悩みながらも役を楽しみながら、皆様に最高の作品を届けられるよう精進いたします。 「落語×ミュージカル」という新ジャンル。どんな感じになるんでしょうね。今から僕自身ワクワクが止まりません。皆様も是非楽しみにしていてください。 ■ 中村梅雀コメント 原作を知らずにNHKのドラマを拝見しました。人生の岐路に立った人間に光を与えるような、素晴らしい言葉がちりばめられた台詞。興味をそそる展開。名跡という存在の重さ、それに関わる様々な人間模様の描き方に、説得力を感じました。そして、落語家という難役に立ち向かう出演者の皆さんの気迫。とても感銘を受けました。それがミュージカルになるなんてワクワクします。しかも、私は落語家の役は初体験なのでとても楽しみです。誇りを持ちつつも苦悩し、守るべきものに命をかける人間の生き様をどう演じるか。良いチームワークの一員になれるよう、頑張ります。よろしくお願いいたします。 ■ ミュージカル「昭和元禄落語心中」 2025年2月28日(金)~2025年3月22日(土) 東京都 東急シアターオーブ 2025年3月29日(土)~2025年4月7日(月) 大阪府 フェスティバルホール 2025年4月14日(月)~2025年4月23日(水) 福岡県 福岡市民ホール □ スタッフ 原作:雲田はるこ「昭和元禄落語心中」(講談社「BE・LOVE」) 脚本・演出:小池修一郎 □ 出演 山崎育三郎 / 明日海りお / 古川雄大 / 黒羽麻璃央 / 中村梅雀