エースアイアンは2021年モデルの「APEX MB」! 笹生優花の最新クラブセッティング
キャロウェイとギア契約をして2年目、ウッド類はその前からキャロウェイ製を使っていたが、アイアンに関しては様々なモデルを試して、ようやく納得いくエースアイアンが決まったという笹生優花。11月第1週、日本開催のTOTOジャパンクラシックのセッティング。 笹生優花の最新セッティングはこちら
6Iから9IのAPEX MBを入れたのは今年6月のみずほアメリカズオープンから。本人曰く、「このアイアンに決まって、ようやく納得いくセッティングになりました」の言葉通り、その試合で7位タイに入ると、次戦から2位、20位タイ、3位タイ、3位タイと上位を連発させた。
APEX MBは、バックフェースのセンターにウェイトビスが入った2021年モデルの小ぶりなマッスルバックだ。シャフトはN.S.プロのPROTOTYPE。4Iと5IのAPEX CBは7月のダウグレートレークスベイ招待から。
ドライバーはパラダイム♦♦♦のロフト9度、ソールのヒール部分に鉛を貼り、重心を少しネック側に寄せて操作性を高めている。シャフトはオート・クチュールカーボンシャフトのイミド・アンド・サンズ。ちなみに2021年の全米女子オープン優勝時のドライバーも同メーカーのシャフトを挿していた。この組み合わせで、USLPGAでの平均飛距離はツアー7位の273ヤード。フェアウェイキープ率は70.9%(103位)だが、パーオン率は72.7%(25位)。多少ブレても大曲がりしていないことがわかる。
3Wはパラダイムのフェアウェイウッドでロフト16.5度のHL(ハイローンチ)を使う。APEX UWは石川遼やX・シャウフェレも愛用するキャロウェイ契約のプロに人気のモデル。シャフトはいずれもディアマナZF。
ウェッジは46・50・56・60度のJAWS RAW。アイアンセットのPWを抜いて46度前後のGWを入れるのは、B・ケプカ、J・トーマス、A・スコットなど海外のトップ選手が取り入れるトレンド。飛ばし屋らしくセッティングの発想が男子プロに近いようだ。