ダニエル太郎、9年ぶりに4強!内山靖崇との日本人対決を制す[兵庫ノアチャレンジャー]【テニス】
ダニエル太郎が内山靖崇をストレートで下し4強
「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー100)シングルス準々決勝が11月15日に行われ、第2シードのダニエル太郎(エイブル/世界ランク84位)は、第6シードの内山靖崇(積水化学工業/同144位)を6-3、6-4で下し、同大会9年ぶりに準決勝に進んだ。 【動画】ダニエル太郎が内山靖崇との日本人対決制す 勝利の瞬間 31歳のダニエルは、10月下旬の台湾・台北で行われたチャレンジャー125で優勝すると、翌週には韓国・ソウルでのチャレンジャー100でも準優勝。連戦の疲労から前週の「ユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン」(愛媛・松山/チャレンジャー75)を欠場し、今大会を第2シードとして迎えた。 初戦で予選を勝ち上がった内田海智(富士薬品/同374位)を接戦の末に下すと、2回戦でマテイ・ドディグ(クロアチア/同269位)にストレート勝ちして8強入りしている。 この日は内山との日本人対決。試合序盤から積極的に攻め込む内山に対して、ダニエルはそれをしっかり受け止める。緊張感のある中、互いに1ブレークずつ奪って試合が進んだ。徐々にエンジンがかかり、ダニエルは「西岡(良仁)選手の戦略を借りた」とショットの高低で内山に的を絞らせず、第6ゲームでのリードを生かして第1セットを奪う。 第2セットでも「自分のサービスゲームで良い流れを保っておかないと、相手に気持ちよくプレーされてしまって居心地が悪くなってしまう」と、きっちりサービスキープし内山に流れを渡さない。勢いを持っていかれそうな場面でも手堅いプレーを見せて内山のミスを誘い、第5ゲームでの1ブレークを守り切った。 2015年大会以来、9年ぶりに準決勝に進んだダニエル。準決勝では、綿貫陽介(SBCメディカルグループ/同266位)を6-2、3-6、7-6(6)で退けたアレクサンダー・ブロックス(ベルギー/同249位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部