「AI×家事」で4割時短に? さらに“ジェンダーギャップの解消”にもつながる?
自動化を阻むのは「人間の感情」?
「AI×家事」の未来について山田進太郎D&I財団 COOの石倉秀明氏は「4割どころか、家事はほぼ100%自動化できるという領域まで進むかもしれない」としつつ「自動化を阻むとしたら人間の感情だろう」と予測した。 「既に一部のレストランなどでは“ロボシェフ”の手によってチャーハンや寿司などが自動で作られており、その“家庭版”が普及するだろう。その時に『手間暇かけて手作りすべき』などという昔からの謎の価値観が邪魔をするかもしれない。もしこの点について一緒に住むパートナーと価値観の違いが生まれた時は地獄だ」 さらに石倉氏は「習い事の送迎はロボタクシーに頼むなど、育児についても自動化が進むだろう」としつつ、「AIによる家事の省力化はジェンダーギャップの解消にもつながるだろう」と指摘した。 「共に住むパートナーがいた時、どちらかが仕事をとり、残された片方が家庭のことをやる、という場面がある。この時、男性が仕事をとって、女性が家庭のことをやる構図が世界的にも多い。その“差”が昇進や賃金格差につながっている、と示した研究もあるが、もし家事・育児の多くが自動化されたらジェンダーギャップの解消にもつながるかもしれない」 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部