「焼肉食べるのに使いたい」 京都府南丹市で陶芸教室、児童ら個性の手びねり
京都府南丹市日吉町の日吉町郷土資料館が24日、陶芸教室を開いた。子どもや保護者ら約20人が参加し、来年のえと・巳(へび)が大きく口を開けた瓶を作る人もいた。 日吉ダムの水没地区から資料館の敷地内に移築したかやぶき民家を会場に、京都伝統工芸大学校(園部町)陶芸専攻の工藤良健教授(67)らが教えた。 手回しろくろの上で粘土ひもを輪積みし、器を立ち上げた。粘土をあえてゆがませたり、指の痕跡を残したりして個性を出した。 酸化した児童(10)は斜め底の小皿を作った。たれを入れるためで、食べ物に付きすぎない工夫。「焼き肉を食べるのに使いたい」と楽しみにしていた。 後日、釉(ゆう)薬(やく)を掛けて電気窯で焼かれる。