【50歳代の貯蓄額一覧表】貯蓄ゼロ(非保有)は何パーセントか?平均と中央値も確認
2024年1月10日、厚生労働省より発表された「毎月勤労統計調査 令和5年11月分結果速報」によると、2023年11月の実質賃金は前年同月比3%の減少。20カ月連続でマイナスとなったことが明らかになりました。 【円グラフで「50歳代の貯蓄額」をすべて見る】平均・中央値はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) 現金給与総額は23カ月連続でプラスとなっているものの、物価上昇には追いついていない状況です。 家計支出が増え、貯蓄にまで手が回らないという世帯は少なくないと考えられます。しかし、老後が目前に迫りつつある50歳代。少しでも多く老後資金を作っておきたいものです。 さて、貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。 自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。 今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【50歳代・二人以上世帯】貯蓄ゼロ(非保有)は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄ゼロ(非保有)」の人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄ゼロ(非保有)の割合 ・24.4% ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1253万円 ・中央値:350万円 貯蓄ゼロ(非保有)は2.5割未満となりました。
【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1684万円 ・中央値:810万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、平均は1500万円を超え、中央値は800万円を超えました。