粘着剤が体にからまった子猫を保護、先住猫たちに温かく迎えられ幸せになった姿に「涙が出てきます」「助けていただきありがとう」の声
「今日からうちの家族のポポちゃんです。性別はまだわからない。今から病院連れてきます」 【写真】爪とぎ器の上に乗ってくつろぐポポちゃん そんなコメントが添えられた投稿には、@Yb7vZさんの愛猫「ポポ」ちゃん(保護当時、生後推定2カ月)がうつっています。小さくはかなげなポポちゃんの表情は、不安でいっぱい。飼い主さんの膝上にちょこんと座り、胸元によじ登ろうとする姿は母猫を求める子猫の姿そのものです。 6月23日、飼い主さんはぽぽちゃんを保護したことを報告するコメントとともに写真と動画をX(旧Twitter)に投稿。すると、約2.1万件の“いいね”が集まりました。リプライには「かわいい!! かわいすぎて涙が出てきます」「助けていただき、ありがとうございます」「何て幸運な子猫様。幸せな猫生確定ですね」「運命的な出会いですね。ポポちゃん、幸せになってね、保護ありがとうございます」など、安堵の声が寄せられています。 ポポちゃんと飼い主さん、どのように出会い、現在の様子はどのような感じなのでしょうか? 詳しいお話を伺いました。
体に粘着剤が付いた子猫を緊急保護。先住猫たちとすっかり仲良しに
ポポちゃんをみつけたのは、飼い主さんが最寄りの駅に到着し、帰宅しようと歩き出したそのときでした。 飼い主さん: 「子猫の鳴き声が聞こえたので、気になって周辺を見渡すと、片手に子猫を抱えバケツを持って歩いてる人に目が留まりました。どうしたのかと不思議に思い、『猫ちゃんどうかされましたか? 』と声をかけ、子猫を見ると体に駆虫用の粘着剤が付いていたのです」 飼い主さんが声をかけたのは、不動産会社の人であることが判明。管理している物件の住人から「体に粘着剤がからまった子猫がいる」との連絡を受けて、保護したところでした。ここから、事態は意外な展開を迎えます。 飼い主さん: 「声をかけてしまった責任を感じ、猫を3匹飼っていることを話し、『私で良ければ引き取ります』と伝えました。すると、その人は私がお世話になっている不動産屋の系列店に勤めている方であることがわかったのです。どうやら私のことを見かけたことがあったようで『あのお店のお客さまですよね? 』と尋ねられました。その場で連絡先を伝え、子猫を連れて帰ることになったのです」 子猫を保護してくれたその人は、このあと動物病院へ連れて行き、里親さんを探すつもりだったそう。「知っている人に引き取ってもらえるなら」と、子猫を託された飼い主さん。その後、「引き取ってくださりありがとうございます」と連絡を受けたといいます。 飼い主さん: 「子猫を連れて帰って、体に付着している粘着剤を何とか取り除くことができました。すぐに動物病院へ連れていき、健康状態などの検査を受けたところ、特に問題はないとわかったときは、とてもホッとしたのを覚えています」 こうして飼い主さん家族の一員となったポポちゃん。先住猫と対面したときの反応はどうだったのでしょうか? 飼い主さん: 「保護して10日位は、ケージに入れ別の部屋で隔離をしていました。一緒に遊ばせたのは、動物病院でワクチンをはじめとする投薬後です。初対面のときから先住猫と楽しそうにじゃれあう姿を見て、物怖じしないコだと思いました。今では、兄猫たちを追いかけまわし、猫パンチをされてもまったくひるまずに飛びついて遊んでいます」