五輪金メダリストなのに“年収は平均以下”、自身の身体の画像を販売し下着モデルも「多くのアスリートにとってこれが現実」
パリ五輪男子3m飛板飛び込みと男子シンクロナイズドダイビング3m飛板飛び込みのイギリス代表に選ばれているジャック・ロウは五輪金メダリストにもかかわらず、自身が平均より低い年収しか受け取っておらず、副業で資金調達していることを明かした。 【PHOTO】パリ五輪で躍動する世界のイケメンアスリートを一挙紹介! 米経済誌『Forbes』が毎年公表しているアスリートの年収番付によると、2023年の1位はクリスティアーノ・ロナウド(サッカー)の約2億6千万ドル(約400億円)、歴代最高では2015年のフロイド・メイウェザー・ジュニアの約3億ドル(当時約360億円)と言われているように、トップアスリートが一般人とは比べ物にならない収入を稼ぎ出していることは周知の事実だろう。 ロウも2016年のリオデジャネイロ五輪、2021年の東京五輪で金メダルを含む3つのメダルを獲得しており、パリ五輪でもメダルが期待されている、まさにトップアスリートのひとりと言えるが、収入の面では年収番付に顔を出すような選手とは異なるようだ。 英メディア『The Sun』で紹介された内容によると、ロウがアスリートとして稼いでいる年収は2万8千ポンド、日本円で約553万円ほどで同国の平均以下だという。「これは生活には困らない金額だけど、一般的に認識されているスポーツの年俸ではない」と話したロウは、競技以外にも下着のモデルや自身の身体を撮影した画像をSNSに投稿し収益を得ているという。 この活動はロウだけではなく、10m高飛び込みのイギリス代表のノア・ウィリアムズもともに行っているという。「多くのスポーツの多くのアスリートにとってそれが現実。大学に通いながら朝の3時までバーで仕事をして、オリンピック選手になろうとしている友人もいる」と現在、多くのスポーツ選手が直面しているという課題に言及。「私は自分の仕事が大好きで、このスポーツが大好きで、このポジションにとても感謝している。しかし、もう少し収入が欲しいと思わない選手はいないと思う」と話した。 世界最高峰のパフォーマンスを披露してくれるアスリートらが、時に“身を削る”思いをせずともその実力に見合った収入を得る仕組みづくりが必要かもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
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