韓国のメイク・スキンケア・ヘアの2024年秋冬トレンドは? ウォン・ジョンヨらが徹底解説
――― 日本では「パーソナルカラー」が浸透し、ヘアカラーの参考にする人も多いが、韓国では?
パク:韓国でもここ1~2年はパーソナルカラーがとても流行していたが、僕個人としては固執しすぎているようにも思う。ヘアカラーで大切にしたいのは、その人の肌のトーンだ。肌トーンが明るいのか暗いのか、目の色、眉の色に合わせて選ぶことが多い。もともとの地肌が明るい人はブリーチで明るくするか思い切って暗い色にすると似合う。一方で肌のトーンが暗めの人は、どのカラーが最も肌を明るく見せてくれるかを見極める必要がある。顧客にも、その人の肌トーンを最も美しく見せるカラーを提案している。
――日本と韓国でトレンドスタイルに差はある?
パク:韓国では、最近、全体的にボリュームを抑えたスタイルにポイントカラー、またはデザインが入ったスタイルを多く手掛けている。日本は韓国よりもブラウンカラーのバリエーションが豊富で、スリックやウェットなスタイルが多い印象だ。
―――愛用しているアイテムは?
パク:「ダシュ(DASHU)」“エアリーポリッシュオイル”(100mL、2612円※編集部調べ)は軽いテクスチャーでウェットスタイルによく使う。「カーリーシール(CURLYCHYLL)」“スタイル グラビティ ワックス”(100mL、3060円※編集部調べ)は、ナチュラルに仕上げたいときに。「エルネット(ELNETT)」“エルネット サテン <ローズフレグランス>”(207g、1540円※編集部調べ)は、キープ力があるハードスプレーで、1日に何回か髪型をチェンジする仕事現場でも重宝している。
――― 24年秋冬、韓国の「メイク」トレンドについての見解は?
ウォン・ジョンヨ(以下、ウォン):ベースメイクは長くツヤ肌ブームだったが、これからはツヤ過ぎないセミマットが流行りになるだろう。ハイライトやリップは、引き続きツヤ感のあるアイテムを。カラーは、あまり派手すぎないカラーが引き続き人気を集める。