韓国のメイク・スキンケア・ヘアの2024年秋冬トレンドは? ウォン・ジョンヨらが徹底解説
――― 現在、韓国で特に人気が高まっているメイクの特長は?
ウォン:自然で軽いメイクがトレンドになっている。そのため、 彩度が高くラメ感が強いメイクよりも、自然な血色感を出すようなメイクが特長になっている。幼く見える童顔メイクへの関心も依然として高く、顔をできるだけ小さく短く見せるために、ハイライトとシェーディングで顔の輪郭を補正するメイクが注目を集めている。最近は、日韓の流行は似通っていて、国境を越えたトレンドの違いがほとんどなくなってきたように感じる。
――― 愛用のメイクアップアイテムは?日本でも購入できる?
ウォン:「ウォンジョンヨ」では、“ウォンジョンヨ トーンアップベース 02 ライムイエロー”(25g、1430円)“ウォンジョンヨ モイストリッププライマー”(1430円)“ウォンジョンヨ Wデイリームードアップパレット 04クライローズ”(2420円)を特に使っている。他にも、「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」“スキン グロスキン グロウ ブラッシュ”(全6色、各3300円)、「シセイドウ(SHISEIDO)」“シンクロスキン セルフリフレッシング コンシーラー”(全4色、各4400円)、「RMK」“ピュア コンプレクション ブラッシュ”(全10色、各3630円)を愛用している。
―――24年秋冬、韓国の「スキンケア」トレンドは?
カン・ハンナ(以下、カン):韓国ではスキンケア市場で「スキニーマリズム(Skinimalism)」が新しいトレンドとなっている。これは、スキンケア(Skin-care)とミニマリズム(minimalism)を組み合わせた造語で、スキンケアから化粧までの過程で製品を 5つまでしか使わない、できるだけシンプルなもので自分の美を整えることを指す。もうひとつは、「スローエイジング(Slow Aging)」。アンチエイジングの概念とは異なり、年齢に合った自然体の自分を大事にしながら、ゆっくりと年を重ねるため丁寧に肌を管理するスキンケア方法を意味する。「スローエイジング(Slow Aging)」トレンドの影響で、様々なブランドから「抗酸化アンプル」や「毛穴美容液」が出ている。具体的には、「ディマル3(DEMAR3)」の“シグネチャーエストゥードプロテクター5.2 アンプル”(170mL、8468円※編集部調べ)、「ドクターディファレント(DR.DIFFERENT)」“シーキュー アンチオキシダント セラム”(15mL、5600円※編集部調べ)などだ。