今季プレミアリーグ優勝争いは早くも終了?リヴァプールが王者マンチェスター・Cなど2位以下を圧倒して首位快走
今シーズンのプレミアリーグ優勝争いは早くも終了に向かっているかもしれない。イギリス『BBC』が伝えた。 24日にプレミアリーグ第12節が終了。首位を走るリヴァプールがサウサンプトンに3-2で勝利したことで、トッテナムにホームで0-4の完敗を喫してリーグ戦3連敗となった2位の王者マンチェスター・シティとの勝ち点差が早くも8ポイントに開いた。 プレミアリーグ史において開幕12試合を終えて首位と2位の差が8ポイント以上離れたのはこれまでに3度あった。一つはマンチェスター・ユナイテッドが最初の12試合で勝ち点9差を付けて、そのままリーグを制した1993-94シーズン。もう二つは2017-18シーズンのマンチェスター・Cと2019-20シーズンのリヴァプールがそれぞれ同時期に2位以下に対して勝ち点8のリードを奪ってそのまま優勝した。 また、今シーズンのリヴァプールは12試合を終えて10勝1分け1敗の勝ち点31を記録。この時期に勝ち点31以上を積み上げたクラブは過去に10クラブあり、そのうちの8クラブは優勝を果たし、1995-96シーズンのニューカッスル・ユナイテッドと2022-23シーズンのアーセナルの2クラブのみタイトルに手が届かなかった。 さらに、リヴァプールを後押しするデータもある模様。現在プレミアリーグ4連覇中で最大のライバルであるとされるマンチェスター・Cは現在公式戦5連敗を喫しており、過去にこれだけの連敗を記録してプレミアリーグを制したクラブはないとも伝えられている。 なお、来週末にはリヴァプールとマンチェスター・Cによる大一番が予定されている。仮にリヴァプールが本拠地アンフィールドで勝利すれば、2位以下との勝ち点差が11ポイントに広がる可能性がある。 しかし、必ずしもリヴァプールがこのまま優勝するとは限らない。データサイト『Opta』によると、リヴァプールの開幕10試合はリーグの中で6番目に楽な日程だった様子。一方で、マンチェスター・Cは5番目に楽な日程、アーセナルは7番目に厳しい日程だったようだ。 さらに、リヴァプール以外のクラブの背中を押すデータもある。1996-97シーズンのマンチェスター・Uは開幕12試合を終えて勝ち点19だったものの、最終的にリーグ優勝。2020-21シーズンのマンチェスター・Cも12試合目終了時点で勝ち点20だったにもかかわらず、タイトルを勝ち取った。 今シーズンのプレミアリーグはまだ26試合を残しており、勝ち点8差のマンチェスター・C、同9差のアーセナルにもまだまだ逆転するためのチャンスは残されているだろう。