東芝、2024年中間期の最終損益が黒字転換 キオクシアの業績改善で
経営再建中の東芝が14日発表した2024年中間連結決算の最終損益は、前年同期の521億円の赤字から1163億円の黒字に転換した。持分法適用会社の半導体メモリー大手、キオクシアホールディングスの業績改善が寄与した。営業利益も固定費の削減効果などがあり、前年同期比3・2倍の705億円だった。 売上高は同8・3%増の1兆6219億円。半導体市況の回復の遅れがあったが、生成AI(人工知能)の普及で、需要が拡大するデータセンター向けのハードディスク駆動装置(HDD)や発電システムなどが好調に推移した。 東芝は23年12月に上場を廃止し、日本産業パートナーズ(JIP)が主導し、経営再建を進めている。 また、東芝は14日、社会インフラ事業を展開する東芝インフラシステムズを来年4月1日付で統合すると発表した。