【青森からの輝石】東京・下町でイタリアと青森を発信する十和田市出身の雑貨店オーナー
RAB青森放送
特集は「青森からの輝石」、青森から羽ばたき活躍する県人たちを紹介しています。 今日はイタリア文化に魅せられた十和田市出身の雑貨店オーナーです。 イタリアンレザーの手作りバッグやお財布。 イタリアの定番手ぬぐい「ティータオル」そして、津軽塗り茶碗やお箸に青森の植物を使って染色した糸で編む弘前の草木染アクセサリー。 7坪ほどの小さな店内にはイタリア・フィレンツェと青森の魅力がつまっています。
東京の下町台東区の谷中にある雑貨店『コッチャ』。 店名は、方言の『こっちゃ来い』が由来になっています。 オーナーは十和田市出身の池田春香さん。 3年前、青森とイタリアの雑貨や食品を扱うお店、コッチャを開きました。 並んでいる商品はすべて池田さんのチョイス。 青森やイタリアの職人さんたちと直接交渉した手作り品ばかりです。
★コッチャ 池田春香店長 「『クシロカルト』というペルージャの木版の工房さんなんですけど、彼らの作品も現地の職人展というのが1年に1回開催されているのがあるんですけど、そこに行った時に出会って一目惚れして置かせてもらってる」 実はお客さんの半数ほどは外国人です。 ★コッチャ 池田春香店長 「デザインオブ縄文縄文イズジャパニーズアーキオロジー」 「ここ北海道ね青森イズヒア」 英語だけでなく、時にはイタリア語で接客をすることもあるそうです。
小さい頃からインテリアやデザインに興味があった池田さん。 三沢高校を卒業後、デザインを学ぶために東京の専門学校に進みました。 卒業後はその知識を生かし博物館などの内装を手がける会社に就職。 しかし・・・ ★コッチャ 池田春香店長 「20代半ばくらいになって海外に住んでみたいという意識がすごく強くなったんですね」 「(イタリア)その国の持つ魅力のようなイタリア人っていうものにすごく興味があった」 池田さんは『人生一度きり』と28歳の時にイタリア・フィレンツェに移り住むことを決めました。 その後、現地で出会った革職人の日本人男性と結婚した池田さんは2015年に帰国し、出産。 子育てが少し落ち着いた2021年。 かねてからやりたかった雑貨店を、昔ながらの街並みが魅力の谷中にオープンさせたのです。 ふるさと青森の雑貨も並べ、下町の人からも愛されるお店になりました。