【グローバル年金指数】「年金制度の評価が高い国」ランキング! 2位は「アイスランド」、1位は?
組織・人事、福利厚生・ウェルビーイング、年金・資産運用のグローバルリーダーのマーサーとCFA協会は、「第16回マーサーCFA協会グローバル年金指数」の詳細を発表しました。 【画像:ランキング30位~1位を見る】 「マーサーCFA協会グローバル年金指数」は、2024年度は全世界48の退職所得制度を比較し世界人口の65%をカバー。各国の制度の総合指数は、「十分性(Adequacy)」「持続性(Sustainability)」「健全性(Integrity)」に大別される50以上の項目から構成し、3つのサブ指数を加重平均して算出しています。 「年金制度」を高く評価されたのは、どの国だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。 (出典元:マーサー 「グローバル年金指数ランキング」(2024年度)を発表)
●第2位:アイスランド
第2位は、「アイスランド」でした。アイスランドの年金制度は、社会保障年金、職域年金、個人の年金貯蓄が柱となっています。企業や政府がしっかりと経済的な指針を打ち出し、年金制度も充実しているアイスランド。公的年金の受給は67歳から、企業年金は65歳から支給されるそうです。「老後の豊かさ」の調査や、国連が発表する「世界の幸福度ランキング」でも上位にランクインするなど、年金制度も含めて国民の満足度が高い国となっています。
●第1位:オランダ
第1位は、「オランダ」でした。オランダは、年金制度において確定給付型(DB)からより個別的な確定拠出型(DC)へと移行。この制度は強固な規制を特徴としており、加入者へ年金に関するガイダンスを提供しています。オランダの年金制度は世界一優秀ともいわれ、長く安定して高い年金を誰もがもらえる仕組みが魅力。今回の調査では、「健全性」「十分性」で高い数値を記録しました。
高橋マナブ