今秋ドラフト候補の大経大・柴崎 脱力打法で技ありのリーグ98安打 ロッテスカウト「スイングの力強さ増している」
「関西六大学野球、大院大7-4大経大」(27日、ほっともっとフィールド神戸) 1回戦2試合が行われ、大経大は大院大に4-7で敗れた。今秋ドラフト候補の柴崎聖人外野手(4年・岐阜第一)は3打数1安打1盗塁を記録。京産大は神院大を6-1で下して先勝した。 大経大・柴崎が記録達成にまた一歩近づいた。初回2死で低めの変化球を巧みにバットに乗せて中前打をマーク。「いかに力を入れずに自然体で振れるか」と脱力打法で技ありの一打を放った。九回無死では二盗も記録して足でも魅せた。走攻守の3拍子がそろった左のスラッガーで、今秋ドラフト候補に挙がりプロ志望届も提出済み。この日は日本ハムとロッテのスカウトが視察。ロッテ・三家スカウトは「春に比べてもスイングの力強さが増している」と評価した。 連盟史上15人目となるリーグ通算100安打まであと2本。2日には今秋ドラフト1位候補で同じ外野手の大商大・渡部聖弥(広陵・4年)が一足早く到達した。「試合中は考えず、結果としてついてくれば」と柴崎。好打者としての証しを手にし、運命の日を待つ。 ◆柴崎聖人(しばさき・まさと)2002年4月4日生まれ、22歳。兵庫県伊丹市出身。173センチ、80キロ。右投げ左打ち。外野手。小学1年から稲野エンジェルスで野球を始め、中学では高槻中央ボーイズに所属。岐阜第一では2年春からベンチ入り。高校通算10本塁打。昨秋は大学日本代表合宿に参加。