韓国の国民的歌手ソン・シギョンが“新人の気持ちで頑張れる”日本活動のモチベーションとは
日本語を勉強して、韓国語の難しさに気づきました
――(笑)。自分の経験にすることが大事と。 自分が使える表現しか使わないようになるから。難しいんですよ、そして本当に申し訳ない。 ――申し訳ない? なんか「日本語は難しい」ってみんな言うけど、日本語を勉強して僕は韓国語の方がもっと難しいって気づきました。僕は韓国人なんで、当然普通に話すけどちょっと考えてみたら韓国語は文法の変化も多いし、パッチムとか日本語にはないから。いやー、韓国語を学ぶのは大変だなと。まあ日本語も漢字の読み方、略語も多いし、大変ですけどね。僕は、英語も喋れますけど、最近は英語より日本語の方が楽になりました。 ――それはすごいですね。 韓国語と英語は語順が逆なので。姉の旦那さんがドイツ人で、彼と一緒に日本に行った時、彼とは英語で喋りながら日本語を通訳してあげたりしたんですよ。あの時はなんか頭がおかしくなっちゃった。 ――もともと語学を勉強するのがお好きなんですか? 勉強は辛いけど、向いてるかもですね。学生の時から文系でした、数字よりは言葉。で、この先の人生でもう一つ言語を勉強したいんだけど、中国語にするかスペイン語にするかで悩んでいます。 ――おおー、すごい! でも中国語も難しいですよね。 難しい、だからやりがいがあるんじゃないですか。この言葉をかっこよく喋れたらいいなって。僕、日本語を勉強したいと思った理由の1つが「メニューが読みたい」だったんですね、グルメなので。 日本は英語のメニューがないお店も多いし、今日のナントカって手書きのメニューがあっても読めなくて、それが悲しくて。で、『孤独のグルメ』の五郎さんみたいに「あれはなんですか」「あれください」って指差しで頼んでたんですよ。 まだ日本語が喋れなかった時にラーメン屋で、キムチとライスを頼んだらキムチチャーハンが出てきたんです。で、僕も「違います。」って言ったらいいのに、言えないからそのまま食べたんです。それがすごい悔しくて。キムチとライスって言ったのにキムチチャーハンが出てくるって……。 ――悲しいエピソードですけど、面白いです(笑)。 スペイン語か中国語かというのも、スペインも中国も両方の料理も好きだから、どうしようかなって。 使ってる人口も同じぐらいだし。 ――漢字が読める分、どちらかといえば中国語の方が上達は早そうですよね。 いや、でもそれ普通の漢字じゃないでしょ。 ――え、簡体字もマスターするってことですか? そこまで突き詰めますか? いやでも、読み書きできないとそれは勉強じゃないですよ。
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