ケルヒャー ジャパンがフェア開催 クリーニングに注力
独ケルヒャーの日本法人、ケルヒャー ジャパンは、5月31日に東京都目黒区のウェスティンホテル東京で「ケルヒャーフェア 2024」を開催し、今後の戦略を説明するとともに、製品の展示・体験会を行った。 【関連写真】今秋日本でも発売予定の業務用のバキュームクリーナーロボット「KIRA CV 50」の実演展示もした 大前勝己社長は「世界共通のKPI(重要業績評価指標)を設定して、日本も活動している。業務用製品の修理を依頼から48時間以内に完了させるなどの目標に達成していない部分もあるが、一歩前に進んでいる段階」と話し、ヨーロッパから仕入れた製品を、出荷前に日本で改めて点検していることも紹介した。 消費者には、消耗品やカスタマーサービスに直接連絡を取れる「マイケルヒャー」のシステム導入も予定している。柴田佳代子副社長COOは「有人ならではの質の高さでカスタマーサービスからカスタマーケアを目指す」と語った。 今後のケルヒャー ジャパンの課題について、マーケティング&プロダクト本部の加藤統子本部長は「高圧洗浄機からクリーニングのケルヒャーになること」と話す。薬剤を使わない温水除草や、ドライアイスを活用して汚れの表面温度を急速低下させ、衝撃で汚れを落とすドライアイスブラスター、トコジラミの卵にも効果がある100度の蒸気で汚れを取るスチームクリーナーなどを展示・紹介した。
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