ちゃんみな、圧倒的な強さと求心力 今の最高到達点示した『AREA OF DIAMOND 2』東京公演
ちゃんみな「あなたたちが泣いている限り、私は歌い続ける」
「この曲を書いた時に、私のなかの小さな女の子が消えてしまいました。きっと『アーティストになりたい』と思って頑張ってくれたのはその子だったのに。だから、みんなも自分のなかにいる自信のない自分を抱きしめてあげてください。それも強さだと思います。ツアーが終わる頃にはその子が私のところに戻ってきてくれると思っています」――。 本編ラストは、最新アルバム『Naked』の冒頭を飾る「Good」。「この曲は、自分のなかにいた小さな女の子が今の自分に書いた手紙だと思っている。私がみんなの夢であることは間違いないからね!」と、ちゃんみなは叫んだ。 「花火」を合唱し、アンコールを求めるオーディエンスの前に再び現れたちゃんみな。ポップパンクナンバー「Mirror」を歌いながら、客席エリアに降り、客席のあいだを歩いていった。ふたりのファンの手を取り、そのふたりはちゃんみなの頬にキスをした。ファンの愛情に助けられ、弱さや傷が消えていこうとする過程で、ちゃんみなはこれ以上ないほどダイレクトにオーディエンスに愛情を返していた。 終盤、「あなたたちが泣いている限り、私は歌い続ける。もっとすごいところに連れていってやる!」と叫んだちゃんみな。『AREA OF DIAMOND 2』のラストは、初のアリーナ2DAYS公演となる追加公演の4月27日、28日のぴあアリーナMM。果たして、どんな光景が待っているのだろうか。
小松香里