オーストラリアGPでは8番グリッドとなった角田裕毅／Red Bull Content Pool

レッドブルのアドバイザーであり、同グループのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコ氏が角田裕毅について言及した。 【動画】フェルスタッペンが唯一1分15秒台で走行し、オーストラリアGPでPPを獲得！サインツは及ばず2番手 オーストラリアGPの予選終了後、2戦連続の予選Q3進出、そして8番グリッドを獲得した角田に対し、オーストリア『ServusTV』を通じてマルコ博士は称賛の言葉を口にしている。 「ユウキは再びトップ10に入った。信じられないほどのパフォーマンスだったと言えるだろう。予選でミスをすることなく（Q1～Q2を通して）常に10番手以内にいた」 「速さは十分に示しているし、今回こそポイント圏内でフィニッシュできることを願っている。最初の2レースでもある程度狙える位置で戦っていたからね」 「この予選は素晴らしい結果だ。何しろ、上位5チームはとても強力だからね。そこに割って入ることはとても大変なことだよ。これは信じられない成果だ」

オーストラリアGPの前にマルコ博士は、角田とリカルド2人に対して現状の評価を口にしていた／Red Bull Content Pool

なお、マルコ博士はオーストラリアGPの直前、RBドライバー2人の評価についてドイツ『Sky』に対してこう語っていた。 「ユウキとダニエル（リカルド）には、多くのことを期待している。2人ともレッドブルのシートを目指しているかもしれないからね」 「ユウキが示している予選の速さについては問題ないと思っている。一方でダニエルは少し遅れているね。ただ、決勝レースではユウキとダニエル、両者ともまだ遅いと言わざるを得ない」 「今シーズンも開幕から2戦で、1ポイントを獲得できる可能性はあったと思う。上位5チームが力を有している以上、入賞が難しいことは確かだ。ただ、その中でもミスをせずにしっかりチャンスをつかむ必要がある」 一方でレッドブルの来季シートという点では、セルジオ・ペレス残留も選択肢として十分にあるとほのめかしていた。 「セルジオはとてもいい仕事をしているよ。彼は開幕から2レースで良い内容を見せ、チャンピオンシップでは2位になっている。セルジオの後任を探すべきかどうかは、今すぐ議論することでもないだろう」