好調だったアメリカ経済に景気後退への変調が見え始めた
急変しやすい性質を持つ雇用統計など、各種統計で景気後退の兆しが見え始めている(写真:ブルームバーグ)
アメリカ経済の潮目が変わりつつある。潮目が変わってきたことを示す代表的なシグナルは、7月5日に発表された6月の失業率である。 同月の失業率は4.1%となり、前月と比べて0.1ポイント上昇した。内容的には、働く人の割合が減った(就業率が低下した)ための「悪い上昇」ではなく、働きたい人の割合が増えた(労働参加率が上昇した)ための「良い上昇」と言えるものだ。しかし、アメリカのエコノミストらの注目を集めたのは「最近の既往最低値」からの上昇幅である。
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小野 亮